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VOL.68/11,2003
INDEX
よどこんプラザ11月号
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第58回関西合唱コンクール・一般部門Bグループ結果
2003-10-12(日) 於:池田市民文化会館アゼリアホール
《金賞》
混声合唱団はもーるKOBE [代表]
女声合唱栗東カレンヂュラ
淀川混声合唱団
豊中混声合唱団
《銀賞》
女声合唱団はづき
《銅賞》
陽声たまゆら会
大阪混声合唱団
《シード団体》(関西大会審査対象外)
なにわコラリアーズ [代表]
審査員の採点表
| 洲脇 | 雨森 | 佐藤 | 浅敬 | 日下 | 浅順 | 鈴木 | 総合 |
1 | はも | 淀川 | はも | はも | 淀川 | 栗東 | はも | はもーる | 金 |
2 | 淀川 | はも | 栗東 | 豊中 | はも | 淀川 | 栗東 | 栗東カレンヂュラ | 金 |
3 | 豊中 | 豊中 | 豊中 | 栗東 | 豊中 | はも | 淀川 | 淀川混声 | 金 |
4 | 栗東 | 栗東 | はづ | はづ | はづ | 豊中 | 大阪 | 豊中混声 | 金 |
5 | はづ | はづ | 淀川 | 淀川 | 栗東 | はづ | 豊中 | はづき | 銀 |
6 | たま | たま | たま | たま | 大阪 | 大阪 | はづ | たまゆら | 銅 |
7 | 大阪 | 大阪 | 大阪 | 大阪 | たま | たま | たま | 大阪混声 | 銅 |
《審査員》
雨森文也 (合唱指揮者)
佐藤陽三 (合唱指揮者)
浅井敬壹 (合唱指揮者・(社)全日本合唱連盟副理事長)
日下部吉彦 (音楽評論家・(社)全日本合唱連盟関西支部理事)
浅井順子 (声楽家)
鈴木捺香子 (合唱指揮者・(社)全日本合唱連盟関西支部理事)
洲脇光一 (合唱指揮者・(社)全日本合唱連盟関西支部理事)
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《演奏会・コンクール特集・その1》
『演奏会を終えて』
演奏会、コンクールと立て続けに過ぎ去っていきました。コンクール金賞受賞、ということもあり、もう演奏会は記憶の彼方???
でも、忘れ去ってしまうその前に、一言、実行委員長をしてくださった北浦さんからのご挨拶です。
(編集部)
今更ですが、演奏会まとめということで、皆さん、演奏会お疲れさまでした。
このプラザの発行日から振り返ると、約二ヶ月前ということになる演奏会。一団員としてではなく、演奏会マネージに加わった人間として振り返るならば、今年が一番、イケてなかった。
気持ちは前向きでしたし、おざなりにしたつもりはないのですが、自覚と覚悟が追いついてなかったです。そのことに気がついたのは、9月に入ってからでした。
やっぱり、二週間前ともなると、全体的に演奏会本番近いぞ!!!という空気が、団全体から沸きあがってきて、それに衝かれて、分っていたはずの、「実行委員長」である責務に気づく、という。
歌い手としての皆さんも、常に前向きに練習に臨んでいらっしゃると思います。が、覚悟ができるのは、かなり差し迫ってきてからではないでしょうか?一般合唱団の演奏会ですから、一年も前から、ガンガンに気を張ってる必要はありませんし、そんな合唱団はちょっとイヤかも。でも普段から、もう一歩だけ上のスタンスで練習に臨んでいても、いいかもしれないと思いました。指揮者の言った言葉に感動したり、曲から何かを感じた時、すぐに反応して自分の身体に取り込めるように。
コンクールも終わって、次の演奏会に向けての練習が始まります。終わった〜、と言う前に、15回演奏会をきちんとしめて、会計報告しないと駄目ですね。
いろいろお世話かけました。ご迷惑もお掛けしました。お疲れさまでした。何より、手伝ってくれた大勢の人に感謝します。
ありがとうございました。
2003.10 第15回演奏会実行委員長 北浦久美子
《演奏会・コンクール特集・その2》
『コンクール受賞式報告』
姐@よど6年生です。
自分が入団してからのコンクール結果を振り返ると、銅・銅・銅・銀・銀・銀(銅のうちの一回は出産直後でオンステ出来ず、なので正確には7年生)。順当にいくと次はいよいよ金…ってかァ?
とは言え毎回の練習はなかなか思うような音楽が出来ず、短気な姐は焦ったり怒ったり落ち込んだりの連続でした。合宿2日目に至っては、今だから言うとブッチしてやろうかと思った位です。本番前日の練習当たりからぐぐっと巻き返してきて、本番の朝やリハーサル室でのアンサンブルは「一週間前と同じ合唱団とはとても思えない」仕上がりだったのは、きっと皆さんも同感だと思います。あのリハ室で、やっと皆に笑顔が戻ってきて、よどこん本来の包み込むようなあたたかみに溢れた(K氏いわく「切ったら血が出るような」)音楽になりましたね。
姐個人は前日のすてっぷ練習で♪My son…がいつものように崩れて(泣)、皆が萎えた瞬間のK氏怒りの鉄拳「そこでやめるなーっっ!!!」が非常に効きました。まるで雪山で遭難して「寝ちゃダメだ!」と往復ビンタされたような…。
固いオハナシはこの辺で、ここからは
「ドキュメンタリー・涙と爆笑の表彰式編」☆
姐は例によって例の如く、なにコラにかぶりつく為にセンターの前から3番目に陣取っておりました。そのうち周辺にVineのメンバーや演奏を終えたばかりのなにコラ掛け持っちーズがやって来て、さしずめK友(憂?)会御一行様状態。
審査員ご紹介のあと、いつも表彰状を読み上げられるアノ御方がお約束通りこう来ました…
「『ぎっしり生えた』A井でございます!」
あちゃー。
金賞団体から出演順に発表です。豊混、栗東カレンヂュラ、と来ました。金賞は3団体だと思い込んでいた姐は(次「はもーる」で終わりやな…)とふっと溜息をつきかけたその瞬間…A井先生のカツゼツの良い声で
「淀川」混声合唱団!
「ウギャー!」
「よっしゃあ!」
「うっそぉー!」
の大歓声。
さてここで、はたぼ@よど2年生・九州男児からトリビア的ネタをご提供頂きましたのでご紹介。
「関西でのコンクール出場は、2回目でございます。九州大会には5・6回参加してます。九州の結果発表は出演順に賞を発表していたように記憶しております。金賞と銀賞を聞き間違えないように、金賞は「ゴールド金賞!」と発表しておりました。なんかうれしはずかしって感じでなかなか良いです。関西の金賞をまず発表するというのも、ドキドキ感がたまらんですな。結局「金」なら発表のされ方はどうでもいいということですな。」
…姐は「12へぇ」位かな。
感極まった姐は人前はばからず涙でぐちょぐちょ。だってだって、本当にうれしかったんだもん。皆に「あーあ姐さん泣いちゃったよ」と頭を撫でられていたら、林パパのエエ声が頭上から神の声の如く聞こえてきました。「なんや、泣いてる奴は舞台上がられへんなァ」…へ??何と私とはたぼに表彰式に出なさい、と仰るのです。アタシなんかでええん?と皆を見たらニコニコ笑ってます。慌てて袖口で顔を拭き、席を立ちましたが手がぶるぶる震えています。誠にお恥ずかしながらはたぼに手を握ってもらって舞台に上がりました。
壇上に上がっても震えは止まりません。(こんな早く夢が叶ってええの?)するとはたぼは(夢は全国だろ?)とそっと囁くのでした。声がバリトンじゃなかった事だけが惜しまれます(謎)。こんなことならもっとドレスアップしてくるんだった。
さぁ表彰。
(このまま手繋いで行っちゃおうか?)と耳打ち、しかしスキップしようとまでは言ってない!!(笑)A井先生に「仲がいいですねぇ。さすが混声だ」とエラく褒められてイイ気分。賞状とタテを受け取り、客席に向かって深々と一礼…
あっ、K氏忘れてた!(爆)
K氏どこや、おーい…(どうせ隅っこにいてるんやろうな)何処に座っててもよく見えるようにA猪木の
「3、2、1、ダァーッ☆」ポーズやりました。こんな37歳主婦が一人位いてもええやんね。
他団の表彰中、壇上ではたぼの携帯がブルブルブル。(誰やよりによってこんな時に…)こっそり開けたらイ○田君から。
「結果は?」
一言「金」と返信。
返って来たレスは…
「カネ?」。
とことんバ○街道まっしぐらです。
表彰式が終わって、舞台のすぐ下に集まって狂喜乱舞する我々に、団長とお話されていた雨森先生が直々に熱いお言葉をかけて下さいました。「いやぁ『水汲み』素晴らしかったよ!AとB合わせても一番良かった。僕はキミ達を知ってるから言ってるんじゃないよ、本当なんだから!とても数年前僕が振った同じ合唱団とは思えなかったよ」
ちょっと複雑?ながらまた「うるうるひろが」ったのでありました。
セレモニー終了後、皆は携帯カメラで間違いなく「金賞」と記されたタテを「本日のベストショット☆」と称して激写。その横には緑のマスカラが取れてぐちゃぐちゃの顔の姐。帰ってしまったメンバーに各々早速メールで報告。便利な世の中です。反応はこれまた様々で、素直に「やったー!ウレシー!」な方から「嘘やろ?ホンマによどこんか?」とクールなものまで。団長からMLにも速報が入りましたネ。
残ったメンバー10数名で打ち上げです。乾杯の最初の一口の美味かった事と言ったら!例え様もありませぬ。甘露甘露。
程よく酔いが回ったところで誰からともなく
「そう言えばK氏さんは何処へ…?」
「別の団体の飲みだよ」
「でもやっぱり会いたいからここへ呼び出そう!」
「そうしよう!」
そしてその場にいた5,6人が一斉に同じ内容のメールを彼に送ったのです。
〔件名〕石橋〔本文〕S虎伝
…これじゃ迷惑メールやん(笑)。
彼は梅田にいたので、どうしても会って喜びを分かち合いたかった我々は急遽梅田に向かいました。帰り道とは反対方向なのにわざわざ逆行するメンバー、帰りの交通費が無いと言いながら無理やり電車に乗っちゃったメンバー…ビバ、愛すべきバ○達!
かくして11時過ぎ、無事我々はマエストロに再開。感動の全員ハグ(男手が少なく胴上げは叶わず)の後「これからも頑張ろうな。。」一人ずつとガッチリ握手を交わしたのでした。
この日の感動を謙虚に受け止め、喜びも辛さも分かち合える大切な仲間達や、いつも応援してくれる家族に感謝の気持ちを決して忘れず、また新たな目標に向かいます。
皆で全国行こう!
One for all,all for one.
(レポーター・姐)
《演奏会・コンクール特集・その3》
『コンクールの感想』
生まれて初めてのコンクールの参加でかなりドキドキでした。演奏会終わってから1ヶ月もない。という練習期間で大丈夫かな?と思ったりもしていました。
一番つらかったのはやっぱり、合宿二日目。所属パートのアルト上が集中攻撃され、しまいには他パートで隠すからいい。といわれ悔しかった。
その後、前日リハに仕事で参加できない分、自力でなんとかしなきゃ。と思い、自転車での通勤途中に「If you 〜」の早口部分をぶつぶつ口ずさみながら爆走したり、帰宅後はなるべく歌とトレーニングに時間をさく事にしました。
その結果、当日はドキドキはしていたものの、精一杯やったんだから大丈夫。という安心感を持って臨めました。
銀ドレに着替え、ばっちり化粧をしていざ本番。リハってこんなに長いんや。と思うくらい充実したリハができ本番もいけそう。と思いました。本番もここやったらええのになあ。
ホールは全然響かへん。という伊東さんの言葉に、え、響かへんの?とちょっと不安になりましたが、まあ、なんとかなるやろう。ということで。ちゃんと背筋をのばして堂々と入場していくと、なんと指揮台が赤?伊東さんが乗ったらなんだかお立ち台みたいだなあ。と笑ってしまいそうになりました。
歌い始める瞬間、普段の練習から想像つかない伊東さんの素晴らしい笑顔。夢見る心地でした。
歌ってて気持ちよかったのは、シベリウス。「If you 〜」の早口部分も練習の効果か前より歌える感じでした。
終わってホッとした。というのが第一の感想。
他の団の演奏を聞いたり、お茶しに出かけて、シード演奏アンド審査発表までの時間を待ちました。
雨森先生、話し方がとても穏やかで素敵な方ですね。去年の演奏会オンステされた、みなさんがちょっとうらやましい。
先生の言葉に納得。確かに曲の理解不足はあったかも。
金賞受賞、とても嬉しかったです。新参モノの私に、その重みはわからないけれど、みなさんの想いにじーんときました。
でも、打ち上げに向かう途中で思ったんです。これからも金を取りつづけないとせっかくの金賞がまぐれになっちゃう。と。もったいないですよね。
楽しく歌う事が一番。でも、気持ちよく歌うには、水面下でのそれなりの努力もきっと必要なのでしょう。さらなる、パワーアップを目指して、これからもトレーニングに励んでいきたいとおもいます。
(Alto. Y. N)
《演奏会・コンクール特集・その4》
『テナー川端のコンクール日記』
私の住む堺・南河内地域は、例年より遅かった稲の収穫も終え、田んぼのあぜ道をカブで走っていてもぐっと冷え込む季節となって参りました。今回は、先日行われた関西コンクールについて、非常に口下手ではありますが、私なりの奮闘記を書いてみたいと思います。
〜その1〜
リーダーはたぼとの合宿
コンクールの1週間ほど前だったでしょうか? リーダーはたぼ氏が、コンクール前日俺ん家に泊まるか?と誘ってくれました。これまで毎年、コンクール前日は睡眠確保のために1人で梅田のホテルに宿泊する事が多かったので、非常に嬉しく、ありがたく泊めて頂く事になりました。
前日練習からステージ衣装持参で登場し、1〜5時までよどこん練習。その後、団長ワゴン車に乗せてもらい、なにコラ掛け持ち隊一同、桜ノ宮アートホールのなにコラ練習へ。その移動中、車内でなにコラ自由曲の譜読みをするメンバーたち。移動中くらい休憩すれば良いのに、素晴らしい集中力と気合いに頭が下がるばかりでした。なにコラ練習ではトップ下は私1人だけだったので全く息が抜けなかった。
練習は9時に終わり、リーダーと梅田かっぱ横丁に寄り、古潭らーめんをすすり、明日への英気を養った。
阪急豊中駅へ戻り、バスで5分程行けば、はたぼ邸に到着だ。子供さんとは会った事があるが、奥さんとは初対面なので、かなり緊張してしまったが、会ってみると、非常に気さくな人ですぐに緊張はほぐれました。出してくれた暖かいお茶もおいしく、さらにリラックス出来ました。
はたぼ邸では最も大きな発見は2つあります。まず1つは、奥さんが、いかにも合唱経験者だと思わせる様な美声の持ち主であったという事。第1声ですぐにピンッときました。もう1つは、はたぼ家が、ご主人の仕事柄仕方無いのかも知れないが、すごくテレビ好きな家族だったという事です。
リビングルームの液晶大画面テレビと番組表のチェックの鋭さには本当に驚きました。翌日本番なので、あまりお話はできず、すぐに寝てしまいましたが、家族と一緒にいる時のリーダーは何だか少年の様に見えて、ああ!!家族っていいなあ!と本当に思いました。
今度奥さんとお会いする時は、よどこんの練習場が良いですね。子供さんも連れてぜひ、よどこんに遊びに来て欲しいです。お待ちしております!
〜その2〜
よどこん金賞の瞬間!
思わず天井を見上げた。
何年か振りに涙が出そうになった。
夕方、なにコラの演奏を終えて、MD購入の予約を済ませた後、私はリーダーの後姿を見つけ、結果発表を聴きに2人会場へ駆け込んだ。リーダーが最後列から一気に最前列へ走っていったので、私も足早に後ろから付いていった。かなり勇気ある大胆な行動だったと今は思う。
結果発表には、その時さほど興味は無かった。よどこんの演奏がいくらベストのものであっても、どうせ結果はいつものお決まりパターンになるだとうと思ってました。実際、よどこん演奏中、私は隣で歌っている坂口兄貴の歌声と集中力に感心し、すっかり包み込まれて、自分が今歌っているという事も忘れそうになっていましたので、金賞かも知れない、という様な手ごたえは無かったのです。(その割には、録音を聴いてみると、私の邪悪な歌声がチラホラ)
長井賞発表の後、そろそろ結果発表かな?と胸が高鳴りだした矢先、ズボンの奥にしまっていたケータイが会場に鳴り響いた。わざと落ち着いた振りをしてケータイの電源を切ったが、さすがに最前列!かなり恥ずかしかった。これで運も逃げていくかも知れないなあ、と1人考え事をしている間に、金賞の発表が始まった。
先に何団体か名前が呼ばれて、拍手が沸き上がる中、次の団体が呼ばれる前に一瞬祈った! そしたら本当によどこんの名前が呼ばれた。よどこん金賞の瞬間、思わず天井を見上げた。後列で泣き出した姐さんから思わずもらい泣きしそうになるのをこらえながら、1人最前列に座りつづけていた。
思い起こせば4年前、私がよどこんに入団して最初のコンクールでは、武満のさくら等を演奏して、結果は惜しくも銅賞だった。家に帰って録音を聴くと1人異質なかわばた声が痛々しく目立っていた。それはよどこんの音楽を壊していた。ショックだった。さすがにこれには責任を感じてしまい、その後、よどこんと私は相性が悪いのかも知れないと思うようになり、1度はよどこんを去ったのでした。
その後、大和銀行合唱団で混声のテナーのお手本・大目標となる先輩を見つけたりして、自分なりの混声テナーのイメージが沸くようになり、よどこんに突然復帰、、、
色んな事があったけれど。そして、みんなも同じ様に長い間苦労や努力があって、それでもって、全員一丸で一生懸命やってきた結果が今回の金賞! 本当に良かったです。
〜その3〜
これからのよどこんに。
最後に、私のこれからの抱負を少々。ある人は私の歌い方について「ストレス発散」だと思っているでしょう。それは大当たりです。日頃のストレスや将来の不安とかを合唱をしている時だけは忘れる事が出来るので、私にとっては合唱は息をするのや風呂に入るのと同じレベルの行為です。だからストレス発散は少し勘弁してやって下さい。
その代わり、よどこんテナーが、内声としてのハーモニー構築の役割も果たしつつ、かつ1パートとしての存在感も十分に示せるように精進します。『よどこんはテナーがかっこいい』そう言われる様なテナーになりたいです。逆に、どんなメロディーを与えられようとも、どれに自分なりのイメージを与えて「かっこいい旋律」に聴こえる様に歌って行きたいなと思っています。
あと、よどこんで歌っている時の感想なんですが、みなさん自分を主張するより、全体との調和を大事にしていて、声がよく溶けています。それは合唱にとって重要な要素だし、その基本方針を変える必要は無いと思うのですが、本当は歌い手1人1人がもっともっと自らの内面にある感情を、歌の中で吐き出していった方が、合唱団としては一皮むけるんじゃないかな?と考えています。それを実行した結果、ビブラートとか、マイナス的な要素が出てきても私は構わないと思います。
よい所も悪い所も全部出し切って、それから悪い部分を克服していったら良いかな。今のままだと、みなさん1人1人の良い所が全部出てないという気がするのでもったいないです。
私たちプレーヤーはありったけの力でまず指揮者にぶつかっていくこと。それを最後いかにまとめて調和させるかは指揮者の仕事。それがいいんじゃないだろうか? 最後にえらそうな私見書いてしまい失礼しました。私も最近だいぶ熱っぽくなってきました。でも、もっとよどこんを好きになれるよう頑張りますよ。
H15.10.23 川端 貴志
LINER NOTES
〜コンクールの翌週〜
関西コンクールの翌週、抜けるような秋晴れの青空の下でよくレクリエーションをしたことを思い出します。ピア二ストの長田先生からは「この元気さがコンクールの結果に結びつかないのが不思議だ」とよく冗談を言われたものです。
「よどこん金賞」は奇跡的に上手くいったと思える演奏終了後に予想しなくもなかったことですが、何と言うのか「もの凄く嬉しい」という気持ちに混じって、「こんなことで、ごまかされてはならない」あるいは「こんなことで喜んでいる場合ではない」というような気恥ずかしさともどかしさを伴った微妙な気持ちがあったのは事実です。
客観的には、Bグループに参入した最初の年が賞に入らなかった訳ですから、「特別なことをしない?」状態で、よくぞここまでがんばったものだ…という気持ちはありますし、合唱団として自信(励み)にもなったことは事実です。
ただ、私は「合唱団として」本当に成長しているのか?あるいは「本当に力を発揮したのか」「やれることはとことんやったのか?」「果たして全員が自分の持ち味で合唱団に貢献したと言い切れるのか」というところを敢えて自分たちの合唱団に問いかけたいとは思うのです。もちろん、良い結果が出たからこそ、です。
ありがちなコンクール対策としての「訓練の場」を私は否定しますし、いまのコンクールのあり方に与する者ではありません。しかしながら、「全員で一生懸命にやる」「合唱団全体で悔しい思いや嬉しい思いをする」という経験値を持たないところに我々のような合唱団の成長はないと考えています。
例えば、やはり最後の練習になってまで英語の歌詞がついて来ず、口型が合ってない方が数名以上おられました(こう書くと、問題ない方に限って「私のことだ」と気にされ、改善して欲しい方ほど当事者意識がないものですが…)。教員経験、指揮経験のおありの方は理解していただけると思いますが、前で振っていると「一体感」という部分で気になって、集中出来なかったりします。責める訳ではありません。呼びかけている訳です。失敗したり、歌唱レベルがどうこうという問題ではなく、「ベクトル・姿勢・気持ち」の問題です。また、プロセスにおいて遡れば「合唱団としていつまでたっても音取りが終わらないという状況」や、発音等についても「同じことを何度も何度も繰り返して反復練習する」という状況が続きました。プロでない以上ある程度のことはやむを得ませんが、合唱における「個人主義」と「理解して練習する」という態度を浸透させないと、徒に時間だけが掛かってしまうことにもなりますね。
そこの部分で成長しないと、今年はたまたま課題曲との相性や「奇跡?」に導かれただけで、全国大会はおろか実力的にはまだまだ他の金賞団体との差は激しいと私は思っています。
さて、それでもここまで来たのなら一度は全国大会にも出てみたいでしょう?
全国の人に「よどこん」の存在を知ってもらいたいでしょう?
仲間と電車や飛行機にのってわくわくしながら、初めてみる会場の舞台に立ってみたいでしょう?
そういう目標の立て方は「よどこん」には必要だと思っています。
しかし、「銅から銀」「銀から金」の道のりより、「金から全国」への道のりは大きなものですよ!
そのためにすべきことがいくつかあります。
1. 出来るだけたくさんの人が練習に来ること
2. 一人一人がもっと積極的に勉強しようとすること!
3. 合唱団としての音取り期間を短くすること(練習に来れなかった部分は各自がカバーするとか…)
4. 責任感溢れるフレッシュなメンバーをたくさん合唱団に引き入れること(一年間でしっかりとしたメンバーをあと20名増やしましょう!本気です。)
5. 上記の実現をサポートするマネジメント体制の確立、徹底。
上手くなる為に「当たり前」のことは不可欠です。
もちろん、合唱団の音楽性やメンタリティを一定のベクトルに導いていくこと…これは、私の仕事でもありますから、私自身がしっかり勉強し丁寧に舵取りしていかねばなりません。ともかく「よどこん」はもっと上手くなる余地があります。もっと多くの仲間を集め、もっと工夫と努力を重ね、次の次元を目指して活動していきませんか。今回いただいた金賞を「励まし」のメッセージとして、より困難な壁を乗り越えていきましょう。
※つまり、コンクールを終えた指揮者の感想はこうです。
●苦労したとはいえ、時間が掛かったとはいえ、私は金賞なんかに全然感慨を持っていません!!
●もっともっともっと良い音楽をやりたいです。
●もっともっともっと全員が努力もっと一体感を持って涙の出るような演奏をしたいです。
●もっともっともっと練習にいくのが待ち遠しくてわくわくする合唱団にしたいです。
○目標があり、明日があるというのはとても良いことです。
○慌てず、しっかり前をみて、頭で考えながら共にがんばりましょう。
伊東恵司(いとうけいし)
『仮出所???ごあいさつ』
「よどこんPLAZA記事募集」にこんなメールをいただきました。
プラザの記事、書かせていただこうかなと思うのですが・・・
というのも、この間のコンクールで、一応、私はよどこんを卒業することに
したので、そのご挨拶を・・・と思いまして。
で、編集部ではこうお願いしました。
卒業ですか。どこか遠くへいっちゃうのかな?
めぐじゅんのことだから、きっとどこかで合唱を続けていることでしょう。
「卒業」と言わず、「仮出所???」して、また機会があったら戻ってきてください。
というわけで、めぐじゅんちゃんからの『よどこん仮出所???ごあいさつ』です。
(編集部)
こんにちは、目黒順子です。知ってる方も知らない方もいらっしゃると思いますが、最近よどこんに増加しつつある東北勢の一人、挙動不振な22歳、です。
京都外国語大学に入学し、早4年がたちました。
思えば入学した後すぐの私の誕生日、4月26日によどこんを 訪ね期待に胸を膨らませ、その日図々しくも前任のピアニストの先生の送別会にお邪魔して、しゃぶしゃぶでお腹を膨らませたことを覚えています。
そんな私も、4年生になり、身長は変わりませんが、就職活動も落ち着き、とりあえずのところ、これにて、私のよどこん生活は一旦「仮出所」と いうことになります。
この間のコンクールの帰り道、 なにか体が軽くなったような、もちろんそれはいい意味でなく、 なにかぽっかりと穴が開いたような、隣にあるべきものがないような、そんな気持ちで京都まで帰りました。
よどこんに出会って、高校では学べなかった一年区切りでない音楽活動というものを知りました。
次へつなげる発声、次の次へつなげる音楽、大学3年、4年と、留学や就職活動のせいでその「数珠繋ぎ」に十分に参加できなかったことは悔やまれてなりませんが、その不屈の精神といいますか・・・いつも上を目指し続ける、それも一人二人でなく、皆一緒にという気持ちは、いつも私の支えでした。
最後になりましたが、よどこんは、本当に、関西の私の「家」のような存在でしたし、その家族の一員であれたこと、とても誇りに思っています。
関西にいてもいなくても、私は歌うの、やめません。だから、きっとまたどこかで一緒に歌える日が くるとおもいます。まだ京都には3ヶ月ほどいますし、 また、ひょっこり現れることもあると思います。そのときは、また、「めぐ〜」と 気軽に声をかけていただきたいと思います。 そのときまでは、牛乳が飲めるようになっときたいと思います・・・。
いい姿勢、いい声、いい笑顔。 めぐろでした。
しんちゃんの
●How do you do?●
コンクールお疲れ様です!そして金賞おめでとうございます。男声部・新パーマネの新川です。かなり抜けてるところもありますが、これからもよろしくお願いいたします。
さて、今回の「How do you do?」では、テナーの立石くんと、ベースの荒城くんをご紹介します。
※本コーナーはプライバシー保護のため、ONLINE版には若干の制限を加えています。
●はる・Kの演奏会情報●
−心の財産をみつけよう−
この欄は「よどこんプラザ」創刊以来の「最長不倒コーナー」でして、本来、外政さんが作成するものだったんですが、とにかくそのマネージ自体が大変忙しい外政さんのワークをシェアーリングすべく?ここ数年、ワタシ(外政は未だやったことない)が原稿を作っております。まあ、あまりエラソーなことは言えない情報量ですが・・・従前の超有能外政さんのチカラには、つくづく敬服せずには居られませんよ、てな感じです。さて、今回も、よどこんメンバーが出演されるものを、幾つか含めて載せさせていただきました。「私、ボク、出るのに載せてもらってないぞ!」なんてのがあったらごめんなさい。皆様、あちこちで大活躍のメンバーを、ぜひ応援しに行きましょう。
NOVEMBER・11月 |
22・土 | 第56回全日本合唱コンクール全国大会大学・一般A | 三重県総合文化センター |
23・日 | 第56回全日本合唱コンクール全国大会職場・一般B | 三重県総合文化センター |
24・月 | 佛教大学混声合唱団 | 京都コンサートホールムラタ |
30・日 | 早稲田大学グリークラブ | 東京厚生年金会館大ホール |
DECEMBER・12月 |
5・金 | 神戸大学混声合唱団アポロン | 尼崎アルカイックホール |
6・土 | 同志社学生混声合唱団C.C.D. ・・・「どちりなきりしたん」聴けます! | 長岡京記念文化会館 |
6・土 | コードリベット・コール | いずみホール |
7・日 | 同志社グリークラブ | 京都コンサートホール |
10・水 | 関西大学混声合唱団ひびき | 吹田市文化会館メイシアター |
12・金 | 関西学院大学混声合唱団エゴラド | 伊丹市立文化会館 |
12・金 | 法政大学アカデミー合唱団 | 東京・ティアラこうとう |
13・土 | 立命館大学混声合唱団メディックス | 長岡京記念文化会館 |
14・日 | コール・セコインデ | 神戸朝日ホール |
19・金 | 奈良女子大学音楽部 | なら100年会館 |
20・土 | お江戸コラリアーず | 東京・山手教会 |
21・日 | 大阪大学混声合唱団 | 吹田市文化会館メイシアター |
21・日 | 同志社コールフリューゲル | 八幡市文化センター大ホール |
23・火 | 合唱団葡萄の樹 | 京都文化博物館別館 |
23・火 | 同志社混声合唱団こまくさ | 長岡京記念文化会館 |
24・水 | 全同志社メサイア演奏会 | 京都コンサートホール |
JANUARY・1月 |
10・日 | みやこフィルハーモニック/ヴェルディ・レクイエム | 京都コンサートホール |
16・金 | 大阪大学男声合唱団 | 吹田市文化会館メイシアター |
FEBRUARY・2月 |
22・日 | 合唱団京都エコー・神戸中央合唱団/ジョイントコンサート | 神戸国際会館こくさいホール |
|
●姐の内政だより●
タイガース18年ぶりのリーグ優勝&よどこん初の金賞とオメデタ続きの中、内山家ではもうひとつ、永年の夢が実現しました。娘の合唱団の方から、何と何と「ピアノを頂いた」のです!とても古いモノだから、という理由で郵送費と調律代だけの負担です。ホントに嘘のような話。
姐の実家は裕福ではなかったので、ピアノは叶わない夢でした。早速「K氏式発声メニュー全音階マスター」だっ。つまり、ここで練習が出来るようになるのが当面の目標です。何せ狭い部屋だからアルタァP練は無理だけど、4〜5人のアンサンブルなら何とか練習出来ます。男声陣も大歓迎!
…いつか「聞こえる」のイントロだけでいいから(^^;)弾けたらいいな。誰か運指教えて♪
【今後の練習予定】(2003.10.21 現在)
11月 |
9日(日) | 未定(13〜17時) |
15日(土) | 相愛(18〜21時)E25 |
24日(祝) | 相愛(13〜17時)B50、B56 |
12月 |
14日(日) | 未定(13〜17時)P練あり |
20日(土) | 相愛(18〜21時)E24、E25 |
28日(日) | 未定(時間未定) |
2004年 |
1月 |
11日(日) | 未定(13〜17時) |
17日(土) | 未定(18〜21時) |
25日(日) | 未定(13〜17時) |
|
※場所・時間が変更される事がありますのでご注意ください。
●連盟便り●
「よどこんの若者もチャレンジしませんか?(限定26歳まで)」
World Youth Choir 2004 世界青少年合唱団オーディション
世界青少年合唱団World Youth Choir (WYC)は、国際合唱連合(IFCM)と青少年音楽国際連合(FIJM)が行なう国際プロジェクトで、毎年、世界30以上の国と地域から約80名の若人が集まり編成しています。この合唱団は、ユネスコの親善大使として「世界平和」のメッセージを発信しています。このプロジェクトに参加希望の方は、下記の方法によりご応募ください。
●●WYC2004開催概要・参加資格●●
主 催:国際合唱連合、青少年音楽国際連合
開催日程:2004年7月15日〜8月15日(予定)
リハーサルキャンプ:釜山(韓国)
コンサートツアー:韓国
費 用:開催期間中の宿泊費・食費等の経費は、すべて主催者が負担します。
渡航費は自己負担となります。
渡航費の一部を全日本合唱連盟が補助します。
指 揮 者: Georg Grun(ドイツ)、
Steve Zegree(USA)
参加資格:開催期間中、17歳から26歳までの男女
●●オーディション要領・応募方法●●
◇第1次審査(テープ審査)
次のものを事務局まで郵送してください。
@5分以内の独唱曲(アリアなどの歌曲で、曲種は問いません)を録音したMDまたはカセットテープ。
※インデックスに氏名・曲名・作曲者名・声部名を明記してください。
A履歴書(和文)
B志望動機(四百字程度)
【提出期限】2003年11月29日(消印有効)
◇第2次審査(実技審査・面接)
視唱、声域テスト、課題曲、自由曲の実技審査と英語での面接を行ないます。
期日:2004年1月25日(日)
会場:合唱センター(東京・恵比寿)
※詳細は第1次審査合格者に郵送で通知します。
◇審査員
多田羅迪夫(声楽家)
長谷川冴子(合唱指揮者)
洲脇 光一(合唱指揮者)
吉村 信良(全日本合唱連盟理事長)
◇世界審査
最終メンバーは、第2次審査のオーディション録音テープ、履歴書(英文)、作文(英文)をもとに、WYC国際審査会が決定します。審査結果の発表は、4月に国際合唱センター(ベルギー)から直接通知されます。
●●応募・お問合せ●●
(社)全日本合唱連盟 国際委員会事務局
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1−5−8
柳沼ビル6階 全日本合唱センター内
TEL/FAX:03-5421-7151
E-mail: jcmc@blue.ocn.ne.jp
●編集後記●
『演奏会・コンクール特集』ということで記事を募ったのですが、金賞に『昇進』できた興奮の覚めやらぬ時期に記事を募集したため、ほとんど『コンクール特集』になってしまいました。今からは次の演奏会に向けて着実に歩き始めましょう。
次号PlazaNo.69 1月号は1月11日(日)発行予定、原稿締切は12月28日の予定です。どうぞよろしくお願いします。
(A.O.)
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