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VOL.65/5,2003
INDEX
よどこんプラザ5月号
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特集 よどこん第15回演奏会用資料
K. Nystedt 英語の歌詞の発音記号
続・スウェ語講座
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K. Nystedt 英語の歌詞の発音記号
以上でニーステッドの英語講座(?)を終わりにします。
これらは私がかつて所属していたC.C.D.にて作成された資料をもとに作りました。
(やぐちなつこ)
●《よどこん 第15回演奏会用資料 祝・スバンホルムシンガーズ来日記念》● |
続・スウェ語講座
スウェーデンといえばボルボ、スウェーデンといえばアバ、スウェーデンといえば川上麻衣子、その程度のスウェーデン知識でもスウェ語の歌詞は読めます。
伊丹でスバンホルムシンガーズと対面した時、彼らに次の言葉くらいはかけてあげたいものです。
Tack.タック(ありがとう)
Hej då.ヘイドー(じゃあね)
Jag är japan.ヤグエルヤーパン(私は日本人です)
さて、それでは歌詞読み実践に入りますが、スウェ語の理屈は前回PLAZAを読んでくだされ。
なお、アントさんとリンダさんの歌詞は、スウェ語を英訳したものをベースの村田さんに和訳していただきました。村田ワールドを垣間見る作品となっておりますのでじっくりお読みください。
(はたぼ)
〜 Ant han dansa med mej 〜
Ant han dansa med mej, |
「アントは私と踊ってる。 |
アント ハン ダンサ メド メイ | |
Ant han vandra med mej, |
彼は私と歩いてる。 |
アント ハン ヴァンドラ メド メイ | |
Ant han ville ändå inte ha mej. |
でも結局彼は私を欲しくはないの。」 |
アント ハン ヴィレ エンド インテ ハー メイ | |
| |
Dansen gick på bron och ljus var natten, |
夜が明けるまで橋の上で踊っていると、 |
ダンセン ジック ポ ブロン オック ユース ヴァル ナッテン | |
forsens skum flöt bort på älvens vatten. |
運河の水泡が川の流れに乗って遠ざかっていった。 |
フォーセンス スクーム フロォェート ボルト ポ エルウェンス ヴァッテン | |
Åren gingo i långdans, minnen gingo i ringdans, |
歳月は長く踊っている内に、記憶は輪になって踊っている内に、過ぎ去ってしまった。 |
オーレン ジンゴ イ ロングダンス ミンネン ジンゴ イ リングダンス | |
sist blev sommarro för den som längtat. |
思い焦がれる彼女に、ついに夏がやってきた。 |
シスト ブレヴ ソンマロ フォェール デン ソム レングタート | |
Sommaren sjöng i blodet, varm var natten, |
夏は彼女の血の中で歌い、夜は暖かだった。 |
ソンマレン ショェング イ ブローデット ヴァルム ヴァル ナッテン | |
stjärnorna tändes över älvens vatten. |
星は川の上の空で輝いていた。 |
シェーノルナ テンデス オェーヴェル エルヴェンス ヴァッテン | |
| |
Matt han dansa med mej, Matt han vandra med mej, |
「マットは私と踊ってる。彼は私と歩いてる。 |
マット ハン ダンサ メド メイ マット ハン ヴァンドラ メド メイ | |
Matt han ville ändå inte ha mej. |
でも結局彼は私を欲しくはないの。」 |
マット ハン ヴィレ エンド インテ ハー メイ | |
Ögat blir kallt fast kinden bränner och glöder, |
目は冷たく、頬は燃えるように輝く。 |
オェーガト ブリル カルト ファスト シンデン ブレンネル オック グロェーダ | |
fötterna gå i dans fast hjärtat blöder. |
足は踊りの中に踏み出され、やがて彼女の心は血を流す。 |
フォェテルナ ゴ イ ダンス ファスト ヒェールタト ブロェーダ | |
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Ant han dansa med mej, Matt han dansa med mej |
「アントは私と踊ってる。マットは私と踊ってる。 |
アント ハン ダンサ メド メイ マット ハン ダンサ メド メイ | |
ingen av dem ville ha mej. |
でも結局、どちらも私を欲しくはないの。」 |
インゲン アヴ デム ヴィレ ハー メイ | |
Minns du en på bron då ljus var natten? |
夜明けまで橋の上で踊ったことを覚えてる? |
ミンス ドゥ エン ポ ブロン ド イュース ヴァル ナッテン | |
Forsens skum flöt bort på älvens vatten. |
運河の水泡が川の流れに乗って遠ざかっていったよね。 |
フォーセンス スクーム フロォェート ボルト ポ エルヴェンス ヴァッテン | |
〜Linda, min Linda〜
Linda min Linda visst vill jag binda |
リンダ、僕のリンダ、僕はきっと君を夢中にさせる。 |
リンダ ミン リンダ ヴィスト ヴィル ヤグ ビンダ | |
kransen är färdig på stund |
すぐに花飾りを用意しよう。 |
クランセン エル フェルディグ ポ ストゥンド | |
Endast jag ber dig ömt att du ger mig |
もし君がくれるというのなら、僕が求めるのは一つだけさ。 |
エンダスト ヤグ ベル ディグ オェムト アット ドゥ ジェル メイ | |
blomman du har på din mun |
君の唇に咲く、その花だけ。 |
ブロゥンマン ドゥ ハル ポ ディン ムン | |
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Där har jag ingen välj dig i bingen |
僕は何も持ってなくって、山と積まれた中から1つを選ぶんだ。 |
デル ハル ヤグ インゲン ヴェリ ディグ イ ビンゲン | |
raraste rosen jag har |
一番きれいなバラを僕は手に入れる。 |
ラーラステ ローゼン ヤグ ハル | |
Åja! Du har den akta jag tar den. |
あぁ、そうさ。君がそのバラを持っていて、僕がそれをつかみ取るってことだよ。 |
オーヤ ドゥ ハル デン アクタ ヤグ タル デン | |
Se vaden sitter så rar! |
ごらん、何てよく似合ってることだろう! |
セ ヴァデン シッテル ソ ラル | |
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Mamma den saknar då hon uppvaknar |
お母さんは目が覚めたらバラがなくなったのに気付くだろうけど、 |
マンマ デン サクナー ド ホン ウプヴァクナル | |
den törs jag inte ge bort |
僕は敢えて返すなんてことはできない。 |
デン トォェルス ヤグ インテ ジェ ボルト | |
Låna mig bara blomman den rara . |
ただ貸してくれさえすればいいのさ。本当に可愛らしいその花を。 |
ロナ メイ バラ ブロゥンマン デン ララ | |
Skynda ty tiden är kort |
急ぎな、だって時は短いんだから。 |
シンダ ティ ティデン エル コルト | |
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Illa det har sig om du bedrar mig. |
もし君が僕を裏切ったら、まずいことになるね。 |
イラ デト ハル シー オム ドゥ ベドラル メイ | |
Visst vill jag låna dig den. |
そのときは僕はきっと君にその花を返すよ。 |
ヴィスト ヴィル ヤグ ロナ ディグ デン | |
Och innan mamma saknar densamma |
だったらお母さんが失くしたことに気付く前に |
オック インナン マンマ サクナー デンサンマ | |
har du din blomma igen. |
君は自分の花をまた持てるだろう? |
ハル ドゥ ディン ブロゥンマ イゲン | |
〜Sverige〜
Sverige, Sverige, Sverige, fosterland, |
スウェーデン、スウェーデン、スウェーデン、祖国よ |
スヴェリゲ スヴェリゲ スヴェリゲ フォステルランド | |
vår längtans bygd, vårt hem på jorden! |
我らが憧れの地、我らが地上のふるさと! |
ヴォル レングタンス ビグド ヴォルト ヘム ポ ヨルデン | |
Nu spela skällorna, där härar lysts av brand, |
今鈴を鳴らすのは、軍勢が炎に照り映えしところ、 |
ヌ スピェラ シェロールナ デル ヘラー リスツ アヴ ブランド | |
och dåd blev saga, men med hand vid hand |
そしてその営みは物語となった。 |
オック ドード ブレヴ サーガ メン メド ハンド ヴィド ハンド | |
svär än ditt folk som förr de gamla trohetsorden. |
けれど汝が民は手に手を取り合い、いにしえの忠誠の言葉を誓う。 |
スヴェール エン ディト フオーク ソム フォェル デ ガムラ トゥロエットソルデン | |
Fall, julesnö, och susa, djupa mo! |
降れ、クリスマスの雪よ、ささやけ、深き荒れ地よ! |
ファール ユレスノォェ オック スサ ユパ モ | |
Brinn, österstjärna genom junikvällen! |
燃えろ、6月の夕べの東の星よ |
ブリン オェステルシェーナ イェノム ユニキヴェーレン | |
Sverige, moder! Bliv får strid, vår ro, |
スウェーデン、母よ! 我らの戦いであれ、我らの安らぎであれ、 |
スヴェリゲ モデル ブリヴ フォル ストゥリド ヴォル ロ | |
du land, där våra barn en gång få bo |
汝大地は、いつか我らが子孫が住むところ、 |
ドゥ ランド デル ヴォラ バルン エン ゴング フォ ボ | |
och våra fäder sova under kyrkohällen. |
そして我らの祖先が墓石の下に眠りしところ。 |
オック ヴォラ フェデル ソヴァ ウンデル シルコヘッレン | |
〜Och jungfrun hon går i ringen〜
Och jungfrun hon går i ringen med rödan gullband. |
乙女は輪に加わる、赤みがかった、黄金色のリボンで |
オック ユングフルン ホン ゴル イ リンゲン メド ロェーダン グル バンド | |
Det binder hon om sin kärastes arm. |
それを結ぶ、彼女は愛する人の腕のまわりに |
デット ビンデル ホン オム シン シェラステス アルム | |
Men kära min lilla jungfru, knyt inte så hårdt. |
でもいとしい私の可愛い娘さん、そんなに強く結ばないでおくれ |
メン シェラ ミン リラ ユングフル キニート インテ ソ ホルト | |
Jag ämnar ej att rymma bort. |
ぼくは逃げる気はないよ |
ヤグ エムナル エイ アット リマ ボルト | |
Och jungfrun hon går och lossar på rödan gullband. |
それで乙女は黄金色のリボンをゆるめた |
オック ユングフルン ホン ゴル オック ロザル ポ ロェーダン グルバンド | |
Så hastigt den skälmen åt skogen då sprang. |
すると急いで、その悪童は森へ飛び込んだ |
ソ ハスティグト デン シェルメン オット スコゥーゲン ド スプラング | |
Då sköto de efter honom med femton gevär. |
その時彼らは、彼の後ろから、十五ちょうどのライフルで撃った |
ド スコェート デ エフテル ホノム メド フェムトン ジェヴェール | |
Och vill ni mig något, så ha ni mig här. |
あなたが欲するなら、ここでわたしをつかまえられる |
オック ヴィル ニ メイ ノゴト ソ ハ ニ メイ ヘル | |
〜Aftonen〜
Skogen står tyst, himlen är klar. |
森は黙し、空は澄む |
スコゥーゲン ストール ティスト ヒムレン エル クラール | |
Hör, huru tjusande vallhornet lullar. |
何と魅力的に角笛が響くこと |
ホェル フル シューサンデ ヴァルホルネット ルーラル | |
Kvällsolens bloss sig stilla sänker, |
夕日の光りが沈んでゆく |
キヴェルソレンス ブロス シー スティッラ センケル | |
Sänker sig ner uti den lugna, klara våg. |
穏やかな澄んだ波の下に |
センケル シー ニル ウティ デン ルンガ クラーラ ヴォーグ | |
Ibland dälder gröna kullar |
谷に、緑の丘の間に |
イブランド デルデール グロェーナ クラーラ | |
mångdubbelt eko kring nejden far.. |
こだまが響いてゆく、その辺りへ広がって・・・ |
モングドゥベルト エコ クリング ネイデン ファール | |
LINER NOTES
〜「なにわコラリアーズ」第9回演奏会について、ひとりごと(感想)〜
ライナーノーツの締め切りを越えてしまい、今原稿を書いているのが、5月6日ですので、2日前にあった演奏会の興奮の余韻や火照りがまだ取れない状態です。(しかも筋肉痛や疲れが2日後に出てくる状態で、年齢と体力のなさを感じます。)
演奏会については、様々なことを勉強させていただきました。まず、駆けつけていただいた多くの方、もしくは応援していただいた様々な声に関して感謝です。当時のよどこんのメンバーを中心に20名で旗揚げして、いつかは「いずみホール」で演奏できたら・・・という気持ちを持ち続けて活動してきたことが、先日の演奏会に繋がったというのはある意味、大きな感慨です。(満員というのは偶然の産物でしたが、これも大変ありがたいことでした)しかし、いずみホールであろうとなかろうと、自分がしたかったことはきっと「この仲間と歌を歌いたい」という気持ちではなかったかと感じます。
私というのは、どちらかというとナイーブな人間で、一人だと寂しいくせに幼い頃から社交的な性格ではありませんでしたし、世間的な人付き合いというのが得意な方ではありませんでしたから、自分のことを「合唱という世界」に拾ってもらった人間であると思っています。一人では何も出来ませんし、なんの実力もありませんから、仲間を得たことに対する感謝の気持ちでいっぱいです。また、「なにわコラリアーズ」自体も決してオーディションをして人材を掻き集めた合唱団ではありません。創設メンバー20人中16人までもが転勤等で団から離れることを余儀なくされたにも関わらず、しぶとく生き残り、先日のような演奏会を開催できたこと自体には自分自身も含めたメンバー全体のがんばりや周囲からの支援、声援の大きさを感じるものです。
しかし、それにしても我々はなんの為に歌うのでしょうか?
最近よくそんなことを感じます。そして、ふと言葉では言い表し難いほどの大きな不安と孤独感にかられることがあります。歌いたいから歌う・・・歌いたいように歌う・・・はたまた、高邁な理念を論じることも出来そうです。
でも本当は結論なんかどうでも良いのです。
「何故歌うのか?」「何を歌うのか?」「誰に対して歌うのか?」という気持ちを持つことがとても大切だと思いました。前に立つことはときにとんでもなく辛いです。ときにぼろぼろに傷を作ることになります。金賞などとってしまうとなおさらです。練習中は何度も何度も投げ出したくもなります。
しかしながら、それでも一生懸命やっているのは、恐らくたくさんのことを「学べる」気がするからなのでしょう。「誰と一緒に、誰に向けてどんな歌を何故歌うのか?」・・・結論があろうとなかろうと、常に自分の胸に問いかけながら活動を続けていかなくては、と思いました。
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伊東恵司(いとうけいし)
Nietzscheたいらちゃんの
♪この人に聞く『思い出の一曲』♪
第2回 辻さんの一曲:
『ベートーヴェン チェロソナタ 第3番イ長調作品69』
平さんへ
むかし、むかし、『ぼくはむく犬』という映画がありました。(ご存知ないでしょうけれど・・・)主人公は若き郵便配達夫ーご多分にもれず大の犬嫌い、犬にほえられると途端に自身が「むく犬」になってしまうというコメデイでした。前後の脈絡は忘れましたがその中で、広い劇場に一人登場した人物(主人公の友人だったような気がする)がチェロを一フレーズ弾く場面がありました。低く重い響きがなぜかずしんと胸にとどきました。強い印象でした。
何年かたって演奏会でチェロソナタを聴く機会がありました。チェロの序奏が低く会場に響きわたったとたん私は『ぼくはむく犬』のその場面とその響きを鮮明に思い出しました。あれはこの曲だったのだと!その日聴いたこのチェロソナタは序奏だけではなく第一楽章から第三楽章まですべて素晴らしかった。それ以来この曲は忘れられない一曲になりました。『ぼくはむく犬』をもう一度見てみたいという願いと共に・・・
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辻 咲子さま
お察しのとおり、若輩なものでスミマセン。。(ただの無知ともいう)
ネットで調べてみましたら、ディズニー映画で2本あるようです。
●The Shaggy Dog (1959)ボクはむく犬
出演:フレッド・マクマレイ, ジーン・ヘイゲン
監督:チャールズ・バートン
●Shaggy D.A., The (1976) 新・ぼくはむく犬<未>
出演:ディーン・ジョーンズ, ティム・コンウェイ
監督: ロバート・スティーブンソン
後者の『新・ぼくはむく犬』のほうは、日本語版もまだ出回っているようで、データも多いです。ただ両者とも、ストーリーが辻さんのおっしゃっているものと違う気がして。これが本当に辻さんのご覧になったものなのかしら??
それと、『むく犬』ってどんな犬なんでしょう?
むくむくした犬?
それとも、むくれている犬?
むくんでいる犬だったりして。
語感から、いろんな犬を想像してしまっているたいらでした。(あー私って大馬鹿モノ。。)
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平ちゃん
私、困ってしまいました。私の見た映画(そのころは映画館で見るものだった)たしか郵便配達夫が「むく犬」に変身するもだったと思うのですが、インターネットで検索するとディズニーの作品で特殊な指輪に触れると「むく犬」に変身することになっていますよね。なんだか自信がなくなってきました。わたしのみた『ぼくはむく犬』は見たつもりの幻だったのでしょうか。でもチェロソナタは、その映画の中でたしかに鳴りました。「ジャンジャン、ジャジャジャジャン」(音が聞かせられなくて残念)とチェロが鳴ったのです。それがとても印象的なメロディだった。私は時々その一節をチェロを弾くふりをしながら歌ってました。そしてもう一度『ぼくはむく犬』の映画を見てみたいなあと思っていました。でも私の思い違いでしょうか。ずうーっとそう思ってきたのですが・・・
あっそうそう、むく犬は真っ白な大きな犬で毛並みが長いのです。まさにShaggy dogです。
そういう訳でCDのコンポを買ったとき真っ先にこのチェロソナタを買いました。ですから我が家のこのCDはチェロ ロストロボーヴィチ、 ピアノ リヒテルという古めかしいものです。好きになったきっかけは初めの序奏ですが、今はむしろ第二楽章のほうがより素敵だと思っています。ちょっとフランクのバイオリンソナタ第四楽章と似ている気がします。フランクの曲も大好きなので。
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辻咲子さま
さらに検索したのですが、おっしゃるとおり、ディズニー作品の“指輪に触れると少年が「むく犬」に変身し、スパイ活動をする”というものしか見つけられないんです!
“郵便配達夫が「むく犬」に変身する”とおっしゃる映画、ネットでは見つけられないですが、きっとあるはず。というわけで、これは是非ともよどこんのみなさまに聞いてみましょう!辻さんのご覧になった『ぼくはむく犬』を、「あー知ってる知ってる!」とおっしゃる方がいらしたらいいですね〜〜。(情報乞う!!)でも、もしいらっしゃらなくても、辻さんだけの『ぼくはむく犬』それはそれでなんて素敵!!私もますます見てみたくなりました(*^o^*)
ちなみに私も、幼少の頃母に買ってもらった『ピーターと狼』のLPで、辻さんと同じような体験をしたことがあります。坂本九の朗読が付いている録音だったのですが、私にとっての『ピーターと狼』は、坂本九のお話に音楽が付いている、そういうものだと思っていて、大きくなってからどこかのホールで聞いたとき、お〜、これってクラシック音楽だったのね!と、幼少の頃のピーターやら狼やら鳥やらのイメージが蘇ってきて、妙に感動いたしました。
ついでに、そのLPジャケットにはでかでかとカラヤンの写真が載っていたので、その白黒写真のおじさまがピーターだとおもっていた私。偉大なる指揮者だったと知ったのは随分後で、その後もカラヤン=ピーターのイメージを払拭するのに苦労いたしました。。
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かくして『ぼくはむく犬』のストーリーは曖昧なままになっておりますが、でもイメージって大切ですよね!自分だけのオリジナルストーリーに仕立て上げてしまうのも乙なもの。それを勘違いと人はいいますが、勘違いはしたもの勝ち!なんてったって、勘違いから始まる素晴らしいことって、多いんですから。ねっ!!(カンチガイ大王が言っても説得力なし)
というわけで辻さん、素敵なお話を有難うございました。ロストロポヴィッチのチェロも、荘厳で素敵でした。いかにもベートーヴェン!これぞドイツ!という“におい”がしておりました。
さて次回のお客様は...あっ、バトンを持て余されている辻さんと相談せねば。
『アンサンブル・エヴォリュエ 合唱団々(のま) JOINTコンサート 〜黎明から胎動へ〜』
於:東灘区民センターうはらホール(2003年3月14日)
身を切るような北風も、いつのまにか暖かい日光にとってかわられる春先。
各地の大学合唱団も4年生を送り出し、新しい1年生を迎える季節ですが、今日はそんな時期に行なわれたちょっと風変わりな『大学合唱団』のおはなし。
JR住吉駅を降りて徒歩すぐの、市民会館うはらホール。小さくとも品の良いホールの入り口をくぐると、客席に知り合いがいることいること。エヴォリュエ、々の両団は、1つの大学にこだわらずいろいろな合唱団の精鋭たちを募った、いわば『混成』合唱団。当然各団の指揮者さん、渉外さんもたくさん在籍しているわけでして、客席にもその知り合いがたくさん見に来ています。とはいえ、熱心な宣伝が実を結んだのでしょう、学生だけにとどまらず、さまざまな客層の方が演奏会を見に来ていてほぼ満員の大盛況でございました。
大学合唱団につきものの学生歌はないかわりに、ピアノの音色に合わせて全員が楽しそうに入場。こんなちょっとしたところにも、客席ごと演奏会を楽しむ、というこだわりを感じます。満面の笑みで歩く人もいれば、どこか照れが残っている人も。それがまた学生らしくてほほえましいです。
第1部は、2団体それぞれの単独曲を演奏。『々』が『O Crux』(K.Nystedt)『Axuri Beltza』 (J. Busto)などの難曲で魅せれば、エヴォリュエも昨年のコンクールで演奏した『ティオの夜の旅』で対抗します。飯沼先生指揮による『ティオ』がすばらしかったのはもちろんですが、入れかわりたちかわり何人もの指揮者が、それぞれの個性を出しながら1曲づつ演奏をしていくという構成が実に新鮮でした。練習に全員集まることが難しい合唱団を上手に統率している指揮者のみなさんは、さすが素晴らしい指揮ぶりでしたが、とくに『々』の水本君のやわらかい指揮が、音楽をとてもよく引き出しているなと感心しました。(なお、水本君は現在なにコラにも在籍)
そしてメインとなる第2部は、両団体による合同演奏。約100人による『大地讃頌』や『少年の頃』も圧巻ではありましたが、少人数によるアンサンブルでの『花』(飯沼先生も参加!)や男声陣の『斎太郎節』など楽しいイベントももりだくさんです。ステージの半ば、Bustoの『Ave Maria』でさっそうと現れたのは、そう、われらがマエストロ伊東さん。黒系のファッションでびしっと決めた飯沼先生に対して、いつものくたびれたスーツで登場したのが、いかにも、ではありました。当日の数十分しか練習ができなかったということでしたが、いやいや、なかなかまとまった綺麗な演奏でしたよ。
本日1番の収穫は、新実徳英の『聞こえる』。多少荒削りながらも迫力のある歌声がホールにひびきわたって、不思議な感動を誘ってくれました。よく歌われるけどいい演奏は少ない曲、今日は素直に曲の世界に入って、祈るような気分になれた気がします。
両団体はもともとはコンクールに出るために結成されたというですが、自分達の大学の合唱団のよい所を持ち寄り、互いに磨きあっているのだなぁと感心しました。できるならば演奏会がこれ一回きりに留まることなく、どんどん活動の幅を広げていって欲しいと思います。ただ残念なのは、大学生の間しか在籍することができないということ。今年も十数人が団を卒業されたということですが、卒団後はぜひよどこんに! 藤巻君、よろしくね。
(Bass 傘谷)
●合唱連盟便り●
1.合唱祭のご案内
(1)日時 平成15年6月21日(土)10:30〜
(2)場所 コスモシアター(貝塚市民文化会館)
(3)入場料 1000円(2日間有効)
(4)参加料 1200円(本人分も含めて入場券を3枚お渡しします。)
(5)合唱祭の講習会
時間帯・場所に関しては後日お知らせします。
@「80歳を越えても現役〜命ある限り歌い続けましょう〜」(21日)
歌える。最高に幸せです。歌好きに育てていただいた環境にも感謝しましょう。 子供、孫、三代でアンサンブル出来たらなんと素敵でしょう!それには、80歳過ぎても堂々現役で歌えなくてはネ。
講習会には、初心者、最近声が出にくくなった方、指導者もいらしてください。
発声についての悩み、ハーモニーの声質の統一、センスの良いステージ作り等お話も交えて、楽しい講習会にと考えています。
講師:伊藤光子(声楽家、合唱指揮者、滋賀県合唱連盟理事長)
モデル合唱団:コーラスあんさんぶる
A「マネージャーの仕事って何?」〜ホール(演奏会場)の使い方〜 (21日)
安堵浩利のマネジメント講座も今年は第三弾となりました。
今回は具体的な実務として、ホール(演奏会場)の使い方を考えてみたいと思います。
例えば照明の指示で「70%」と指示してしまって、当日のゲネプロで調整に応じてもらいにくかったなんてことのないように・・・。せっかく使用料を支払うのですから上手く活用したいものです。
今回はゲストとして、ザ・シンフォニーホールや京都コンサートホール、イシハラホールなどの舞台業者である(株)エスエムエス社長の野村總一氏にご来場賜り、ホール業者側からの生の声をお聞きいたします。
講師:安堵浩利(桃山学院大グリークラブ渉外マネジャーを経て音楽マネジメント会社「アンド企画」を設立。大阪府合唱連盟理事)
ゲスト:野村總一(クラシック音楽専門ホールのステージサービスだけでなく、幅広い分野のイベントなども手がけ、その企画のアイデアや台本のスマートさには業界でも定評がある。)
B「ポップス・アンサンブルのこつ」(22日)
ちょっと意外かもしれませんが、世間では「コーラス」って結構流行っているようです。
大合唱が出来ないからというような後ろ向きのイメージではなく、今世間でもてはやされつつある「アンサンブル」の魅力を大活躍中のグループから直接聞き取ろうという企画です。
講師:ワイルド・ローバーズ(男声カルテット)
(同志社グリークラブのOBで1983年結成。ポップス、スタンダードジャズの他、童謡まで幅広いレパートリーをもつ。APEC’95大阪会議の公式行事への出演や、北野タダオとアロージャズオーケストラとのジョイントコンサートなどの演奏会やパーティーに多数出演。 94年、大阪弁の組曲「おおさかグラフティ」{詩:島田陽子、曲:前田憲男)を委嘱作品として初演、95年CD/楽譜を発売)
C「指揮者って楽しいよ」(22日)
大学合唱団の学生指揮者の皆さん。技術系の皆さん。人前に立つということはなかなか難しいことですよね。大勢の人の時間を預かる訳ですからなかなか大変なことだと思います。 でも、考えてみればこんな楽しいチャンスはなかなかありませんよ。謙虚に学び、思い切って積極的になることによって、自分なりの「音楽を表現」が出来る場なのです。
さて、その為には、バトンテクニックだけでなく「音楽の捉え方」「楽譜の整理の仕方」それを具体的な言葉にして合唱団員に伝えること・・・が大切ですね。そういった観点から、ささやかな講習をしてみたいと思います。
大学時代こそ、自分の意志をもって音楽の豊かさに触れ、自分自身の世界を広げていけるチャンス。詩や音楽や仲間・・・、たくさんの出会いが待っていると思いますよ。(一般合唱団やおかあさんコーラスの方ももちろん大歓迎。技術系だけでなく、将来の技術系候補や興味のある方でしたらどなたでもぜひお越しください。)
小さな曲(当日配布)を練習しながら講習します。歌だけ歌ってくれる人も一緒に集まってください。
講師:伊東恵司(紹介略)
2.大志万明子先生の発声講座(次回開催)
4月に行われました講習会が非常に好評でしたので、追加開催します。
8/9(土)2回開催(詳細は後日あらためてお知らせします。)
●はる・Kの演奏会情報●
−心の財産をみつけよう−
新しく住み始めた部屋は、天王寺公園の北側の賃貸マンションで、比較的静かだけれど徒歩圏内に電車の駅がいくつもある、大変便利な場所であります。決めるまでいろいろ迷いました。部屋代がリーズナブルなところはセキュリティが不安だし、何より「週末に帰ってくる相棒が寛げること」を目標に!てなわけで、結局、エアコン代があまりかからない手狭なところに落ち着いています。
よどこん有志の皆様からお祝いにいただいたキーボードも、音量調節できて大変重宝しています。
アルトパー練会場にできるくらいの家を持てるのは、まだまだずっとあとになりそうだな・・・。
MAY・5月 |
24・土 | 女声合唱団Mai | いずみホール |
25・日 | 東京六大学混声合唱連盟第45回定期演奏会 | 東京文化会館大ホール |
JUNE・6月 |
4・水 | アコースティックス | 京都コンサートホールムラタ |
7・土 | 大分市民合唱団ウィステリアコール | 大分県立総合文化センター |
8・日 | 大阪アカデミー合唱団 | 森の宮ピロティホール |
10・火 | 関西学生混声合唱連盟第34回定期演奏会 | フェスティバルホール |
15・日 | 横浜ルミナスコール | 横浜市磯子公会堂 |
21・土 | 第40回大阪府合唱祭(〜22日 | 貝塚コスモスシアター |
28・土 | 法政大学アカデミー合唱団アーリーサマーコンサート | ティアラこうとう |
28・土 | 住友金属混声合唱団 | ザ・シンフォニーホール |
29・日 | 第52回東西四大学合唱演奏会 | 東京文化会館大ホール |
JULY・7月 |
5・土 | 豊中混声合唱団 | ザ・シンフォニーホール |
6・日 | 佛教大学混声合唱団 | 京都文化博物館別館ホール |
6・日 | 東京大学音楽部コールアカデミー・ 京都大学グリークラブ ジョイントコンサート | 京都府立府民ホールアルティ |
13・日 | 藤沢男声合唱団 | 藤沢市民会館 |
13・日 | 混声合唱団京都木曜会 | 八幡市文化センター |
19・土 | 松下中央合唱団 | ザ・シンフォニーホール |
20・日 | 福島県立葵高等学校合唱団 | 会津風雅堂 |
20・日 | 神戸中央合唱団 | 神戸新聞松方ホール |
21・月 | お江戸コラリアーず | 川口総合文化センター |
27・日 | 大阪混声合唱団 | いずみホール |
AUGUST・8月 |
3・日 | 稜声会(北野高校コーラス部OB・OG会)合唱団 〜第4回北野コーラスフェスタ2003〜 | 箕面メイプルホール |
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こまっちゃんの
●How do you do?●
小松@よどこんです。
今年のGWは,飛び石連休の上,戦争とSARSの影響で,海外旅行に行く人は少ないとか。私は一昨年の部旅行で香港に行ったきり,海外に行っていないので,今年は。。と思っていたのですが,状況はどうなるんでしょうか?
さて,今月のHow do you do?は,ワイド拡大版?5名のメンバーを紹介させていただきます。皆さん,合唱経験豊かで即戦力になっていただいています。
次回も多くのメンバーを紹介できるといいですね。では。
※本コーナーはプライバシー保護のため、ONLINE版には若干の制限を加えています。
●姐の内政だより●
つい先日「東京の息子」こと法政アカデミーOBのN君が、我が家に1年ぶりに遊びに来ました。
今春卒業、某大手100均ショップに就職した彼は、2週間の研修の為来阪したのですが…別に本人が希望した訳でも何でもないのに、店舗は全国に散らばってるにも拘らず偶然にも関西(京田辺アルプラザ店)に配属。「縁」を感じずにはおれません。
あれから1年経った訳ですが、その間に我々も少しは進歩したのだろうかともの思う、元下宿屋の女将でした。
【今後の練習予定】(2003.3.9 現在)
5月 |
11日(日) | ミード(13〜17時) | 細見先生 |
17日(土) | すてっぷ(18〜21時) | 《飯沼先生》 |
25日(日) | 善隣館(13〜17時) |
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6月 |
7日(土) | 相愛(18〜21時) | 《飯沼先生》 |
8日(日) | 未定(13〜17時) | 細見先生 |
15日(日) | 未定(13〜17時) |
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21日(土) | すてっぷ(18〜21時) |
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22日(日) | 大阪府合唱祭 |
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7月 |
6日(日) | 未定(13〜17時) |
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12日(土) | 未定(18〜21時) |
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21日(祝) | 未定(13〜17時) | 《飯沼先生》 |
27日(日) | 未定(13〜17時) | 細見先生 |
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※場所・時間が変更される事がありますのでご注意ください。
●編集後記●
今年のゴールデンウィークは、遠出もせずひたすらPLAZAの編集に励んでおりました。(かなりの誇張あり。) 3連休のど真ん中の日曜日に用事があってどこへも出かけられなかったためですが、家でのんびり過ごすのもホント、良いものです。
では、次号のPLAZAは7月6日発行予定、原稿締切は6月22日を予定しております。皆様、どしどし記事をお寄せくださいませ。 (A.O.)
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