よどこんは、昨年に続く銅賞でした。
もう少し良い評価をもらってもいいかなという気持ちと、銅賞をもらえてよかったという気持ちが両方あるというのが正直なところですが、少ない曲を集中的に練習するというコンクールの練習の中で、現在のよどこんの問題点がいろいろ見えてきたと思います。
次回の練習からは来年7月の演奏会に向けての練習が始まります。
今月末には来年客演をお願いする松下耕先生と打合せをして、曲目など決めてくるつもりにしています。
その練習の中で、課題を克服していきたいと思います。
なにより、ベースの人数不足など人材面でのてこ入れが必要です。
特に若い生きの良い新メンバーの勧誘をお願いします。
12回に向けて頑張りましょう。
大阪混声−Alma 発声が庶民的。べったりした感じで騒しかった。
プーランク とにかくおもしろくなかった。声量はまずまず。
豊混−Alma 期待はずれ。特にAltoがもう一つ。Sop.は美声。
木 これが松下先生の曲か。う〜ん勉強せな。と関係ないことを考えていたがさすがに本領発揮といったところで安定した演奏で、まとまりの良さを含めて実力を感じさせた。
はもーる−Alma テンポが非常にゆっくり。聞いた中では一番美しくすっきり仕上がっていた。男声がよく、テノールの旋律が特に非常に効果的に聴こえてきた。
プーランク 難曲をソツなくまとめたという感じ。Sop.の高音部も健闘していた。
なにコラ−月 フレージングの仕方、日本語の処理の仕方、ダイナミクスが非常に上手いと思った。トップの力が大きい。声は美しい。fのところがもう少し幅があればいうことなし。
自由曲 もちろん上手かったのだけれど、曲のせいか歌の解釈のせいか聴かせどころがなくって「ふ〜ん」という感じ。インパクトあるようでないよな曲ですね。
ところでなにコラの皆様、全国行おめでとうございます。持っている声の美しさはピカ一と思いますのでその強みを活かして、全国ではできるだけド派手に曲作りをして聴衆をあっと言わせて下さることを期待しています。あと古賀さんも言ってましたが、譜持ちの人が減ればもっと見映すると思います。別に暗譜云々というより、男声合唱は皆がにぎっりこぶし作ってた方がかっこよく見えると思うのは私の個人的趣味でしょうか。東さんは譜持ちにこだわらないと思いますが、せっかく全国に行かれるのですから、是非とも検討してほしいなと思ってます。(生意気言ってすみません。)
個人的なことになりますが、私またしばらく育児休暇を取らせて頂きます。来年暖かくなる頃に戻れるよう調整したいと思いますが、予定は未定、あてにせず待っていて下さい。
問題投げかけるだけで勝手言いますが、よっろしくお願いします。
P.S. できればダーリンにも少し休みをあげて下さい。(笑)
すっかり忘れとりましたで!おじょーさんっ!!な〜〜んとなく 受信メールをスクロールさせててあまり登場回数の多くない「山下敦子」名を見つけ、「あれ?なんやったっけ・・・!?」 と開けてみて のけぞった!
そーいやー、そんなタイヘンな事、頼まれとったなァ・・・と日頃の物忘れのヒドさを又もや見せつけられる結果に。私の脳、最近ホンマに皺を刻まんようになってきたみたい・・・シャレならん。
そんな調子なので 一ヶ月近く前のコンクールのことなんて頭から飛んじゃってます・・・。
とか書こうものなら、こっわい編集長の飛び蹴りが入りそうなので記憶を拾いに行ってきます。
と、殊勝な心構えを見せておきながら、ホンマ、あの日の印象は薄いのよねぇ・・・。
「練習してきた中では とてもイイ出来だった」とはいえますが、それが 会場に何かを伝えられるものだったかというと演奏直後でも「???」とは思っていたし。声が前に飛ばないのが、今の'よどこん'の決定的なウィークポイント。
ステージと客席の間に分厚い幕がかかってて、音楽が客席まで届かない。
だから伝えたいものが、伝えようとしていることが、ステージ上だけで舞っている。 「自己満足」というのとも少し違うんだなぁ。
特に今回の曲は、自由曲に関してはどちらかというと内省的な曲。
これをその音楽の表現したいものを損なわずに客席に届けることって、やはり思った以上に難しかった、といえばヒトコトで終わっちゃうけど、
自分も含めて、体を解放できてない中での発声では、考えている以上に声が届いてなかったんじゃないかと わりと冷静に思ってたな。
練習でやってきたことは出せたけど、それは'課題'を克服しただけであってあの場でしか作れない'音楽'をやったとは言い難い。控え室で手放しに喜べなかったのは、きっと そんな思いがあったからかな。
でもね、やっぱり みんな、楽しいだけではない大変な練習を積み重ねていった先に、ほんの一瞬でも 「あつく」 なれるものを求めているんだ、ということは感じる。
コンクールは他団との上手い下手の比較ではなく、そんな思いを一瞬に凝縮できるかの、いろんなアプローチのひとつだと思ってます。
そして そういう一瞬に 「奇跡的に」 凝縮させてしまった団体、『なにわコラリア−ズ』が 全国に行っちゃうんだなァー、これが。
もしかしたら その<全国大会見聞録>の方が 面白い内容かもよ!?ナドと 自らの首を絞めるようなことはしませんが・・・!
コンクールを終えて
コンクールがんばりましたね。
他の合唱団とは一味ちがう、よどこん的音楽づくりを出せたんではないでしょうか。
なにか目指すものが、コンクールの練習でシゴかれて、徐々に浮き彫りになったかもしれやせん。
それは他の団とはまったく違う音楽であるのかも。あるいは関西の合唱界自体が過渡期をむかえているのか、これからは、幅のあって個性のある演奏が求められるのかもしれませぬ。
その中で見えてきたものが皆で共通観念としてこれからも持てればすばらしいもんだ。
さーて、本題。
前回の「勘違い度チェック」いかがでしたか?
さらに混乱した人も多いかもしれませんね。
そりゃー、ジョークと皮肉たっぷりですから。
じゃー解説も引き続きこの切り口で参りましょう!
筆者が批判したい「発声を勘違いさせる概念」は次のようなものです。
1.腹式呼吸
2.鼻腔共鳴
3.支え(腹筋)
4.のどを開く
5.リラックス
大概これら5つは発声法の教科書をみればでてくる概念なんですが、定義は論者によってまちまちですし、「Aのみに尽きる」、というようにどれかひとつだけを強調したり、「どれも必要なんだ、それにはこれだけのトレーニングが必要だ!」とか言って、とっつきにくい膨大な練習法を紹介してくれる、えらい先生の本もあるなあ。さぞ難しいことのようにいろいろ書いてあるんだけど、これらの誰が説いたか唱えたかわからん概念のおかげで、自分の声にて悩む人がどんだけ出たことやら。
こんなわかったようなわからんような概念のおかげで筆者ももどれだけ苦しめられたことか。
たぶんこんな概念が横行しなかったら、世の中もっと日本でもイイ声の歌手がワンさかいるんじゃないかとさえ思うほど。途中で挫折しそうになるんですよね。おおーっ ついに気が触れたか。と読者は思ったりして。
おのれ見かけも奇しいけど、言うことまで・・・・やはり!!
さらに混乱する人もいるでしょうなあ。こんなこと書くと。
「腹式呼吸」なんてものは無い!!とか、腹筋なんていらない。
鼻腔共鳴なんて関係無いとか言い出したりしたら・・・・・・
まあ、何度も言うけど、教科書でもないので書いたことには責任持てません。
暇つぶしの読み物として読んでください。
1.お笑い発声訓練法
ボイストレーニングのことと言ったら、いろんな大先生があっちこっちでいろんなこと言ってるんだなあ。
例えば「歌う時は完全脱力して、自然な声で云々・・・・」という人もいれば、
「アホ、そんな歌い方したら、すぐ声が裏返ってまうわ!腹に力入れろ!」って言う人も実際いる。また歌う時は「喉仏が常に下がっていなければならない。そうすれば喉がひらく・・・・・!?」
とか言う指導者もいるなあ。大抵、そう言われたら生徒は首のあたりばかりを意識して、喉仏をゾウボウ筋とかつかって無理やり下げようとするんだな。そんなことしたら当然ノド
を摘めた声になるに決まってる。
もっとひどいのなんか、喉仏を手で掴ませて歌った時に、上がらないようにする指導者もいるそうな。そんなこと真面目にやってんだからてんでおかしいでしょ。
そんなの指の圧力で声帯の振動が変わってしまいますよ。喉を開ける練習とかいってスプーンを口にいれさせられたことってあるでしょう。筆者はあの金属が喉の粘膜にふれて、オエッって吐きそうになった恐怖感を今でも忘れられん。それとかあくびを思い出してみなさいとか言われてその通りやってみたら、「言葉がよくわからない」なんて批評されたこともある。
筆者は変声期の時ごっつい声でばかり歌ってて、誰もそれを止めようとしなかったせ
いか、結局悪い癖がついたんでしょうね。発声にはずっと苦労してきたなあ。そのためか、いろんなメソッドを見てきたわけです。はっきり言ってボイストレーニングの世界は非常に混乱している。
いっけん科学的とか、解剖学的アプローチといいながら、お笑いの発声訓練法はたくさん出まわっているなあ。例えば、変わった鏡を使って自分の声帯を見せられて、ハイCの音を出すなら1秒間に、何百回か何千回かわからんが振動させなさい。とか科学を名乗る人は面白いことをおっしゃる。
いったい体をどうやったらそんな振動起こせるのか???どうせ、その人達は「腹を鍛えなさい。そして呼気を強く上に押し上げるのです。」とか言うんだろうな。超人的に体を鍛えろというのか。それじゃ科学どころかオカルトの部類じゃないですか!
だいたい、腹筋が強い=グッドな発声=ベルカント・・・なわけがない。ほなら、プロレスラーはハイCでるんけ?!まあ、でもプラシド・ドミンゴはプロレスラーみたいな体つきではあるなあ・・・・でも、上手い歌手がみんなそんな体つきをしているわけでも無し。だだし発声についての基礎能力のあるひとが筋力や体の大きさをアップして、声が変わった例は、きいたことがあるなあ。
とにかく総じて巷に出まわってる発声法や訓練法は枝葉の部分ばかりに触れて、本質には触れていない、感じがするなあ。
例え言及しているとしても、ごくわずかで、見過ごしたりさえしてしまう。舌の位置を意識したり、お腹を意識させたりするのはその最たるものだろうまるでテニスを始めるのに、ボールもラケットも無しに、まず握力を鍛えなさいって鉄アレー渡すみたいなもんじゃないの。枝葉のことを考えすぎて悩んでみんな思うように声が出なくなる。巷に出回ってる指導法のほとんどが、我々の声の悩みを解決してくれない。
2地声と実声は異なる
とくに混乱してるというのは、アナウンサーや、劇団員、ポップス歌手たちの「地声系」のトレーニングとごちゃ混ぜにしている感じもするし、腹式呼吸という言葉が出ればすぐにヨガとか、禅とかなんか「・・・道」やとか言わんばかりの「シブいもの」に結びつけようとするンだなあ。
とくに日本人は。「・・・節」とかいうのもそう。地声と歌う声(ここでは声楽やコーラスで使う声)は同じだって認識が強いんでしょうね。
それに筋力を鍛錬すれば、声が高いトコまで出るようになるんだっていう意識ももあるみたいですしね。男声合唱で「タダタケ」歌う時なんかとくにそうでしょうね。あの、特有のグリートーンてやつ。スカッと爽やかというより、少し暗くてシブイって感じがしますよね。ちょっと音がフラット系で。
あれは、もとは体育会系で音楽まして、声楽なんか知らない連中を、即席でそれらしい声に仕上げてしまわなければいけない、だから地声を利用して腹筋鍛えさせて「呼気を押し上げる」ことや「鼻腔共鳴」をおぼえさせる、「フン!ミー!」って牛の鳴くようなこえでね。「ミメマアー!マメミー!」ってシャウトするのもあったなあ。
でも、みんなで口の構え方をそろえるからそれらしく聞こえてくる。やたら練習してるから、みんなで歌うとやたらうまい。でも地声を利用した声だから、歌いすぎると声が枯れてしまうことが多いわけです。本来は理にかなった発声ではないのかもしれん。大分無理してるかも。コンサートの後、とくにベース系は声ガサガサなのをみかけます。
まあ、でも握りこぶしで声を搾り出す感じのスタイルが美学と言えますし、かっこいいですからね。
やはりテナー系でも高音での実声は地声であり、腹筋で呼気を押し上げたものであると考えられているようです。
「ヌキ」「張り」はそういう考えからきていると思われます。それでは喉に相当負担がかかっているはずです。
そこには何か「張れるテノール」に対する、強靭な肉体をもつ超人願望的なことさえ感じます。
普通の人なら地声といわれる発声の仕方なら、ファ#ぐらいで必ずひっくり返るようです。
えー、ほな、どうやったら高音はでるんや???それは今後の展開に期待(実は筆者も研究中)。
ただ、学生合唱団には人数がたくさんいるのでどんな練習がきっかけでも、ものすごい上手い人が何年に一人かは出てくるようですね。その人らをまねることは不可能です。それは天性のものですから。決してトレーニング方法がいいのでも、指導者がいいわけでもない。
そりゃ、指導者やメソッドがいいんだったら、全員うまくなってるはずでしょう。
皆が何年もかかって体得することを、その才能が故に身につけてしまうんだなあ。だから、そんなひとには、どうやって歌えばイイとか発声のことは聞くべきではありません。どうせ余計混乱しますよ。
勢いよく歌ってるのはほんのたまたま発声法を身につけた人達だけ。そのひとたちは普通の人が時間をかけて身につけることをたまたま何かの拍子で簡単にできるようになり、枝葉の部分を意識すればさらに声のテクニックは向上していきます。分かったでしょう、巷に出まわってる理論の正体が。
分かってる人にしかわからないんです。
3.有名歌手には習うな
筆者の経験談をひとつ。
大学時代、ある第一戦級の歌手(筆者の高校の先輩・メトロと専属契約)と話した時、「うたは全身運動だ」とか言ってたわけ。そこで、著者はイイ声とくに、高い音が出るようになりたかったから、「そうか体を鍛えるのか・・・」
と誤解して、一生懸命ジムに通って筋肉マンになったんだけど(今はすっかり落ちましたが)、ちっとも声が出るようにはならなかったなあ。ただ怒鳴り声はごっつくなったけど。
いくら楽器が立派でも、鳴らし方を知らなきゃどうにもならないわけだ。
ジャンルは違うが、ジャイアンツの長嶋監督は超名選手だったけど、名監督でも名コーチでもないわけであの人の説明と言ったら、「ここでズバーンとやるんだ」とか「ドーンととらえるんだ」とか擬態語ばかりで、そんなんじゃ聞いてるほうは何のことかわからない。長嶋自身しかわからないことだから致し方ない。
でも、球界のえらい人々の間では「長嶋アインシュタイン説」というのがあるらしくて、やはり、「分かる人にはわかる」らしい。ちょっと話しは違うかもしれないけど、数学が得意なひとが、苦手な人におしえるのって難しい。でも、数学が得意じゃないけど何とか理解できたって人は、苦手な人に教えるのがうまい。それとよく似てる。
だから、すごい上手い人や名歌手に教えを乞うべきではないのだ。ボイストレーニングを受けるとしたら、昔活躍してたが今は第一戦を退いている人に限る。いろんな声を見ているだろうから。
3.上手い人に合わせるという時代は終わった今年の合唱コンクールの批評の中で本山先生がいってたなあ。
上手い人に合わせるんじゃなくて、団員それぞれか表現者である主体性をもって音楽づくりに取り組むべきでは、というようなことを。背景には団の小人数化というものがあってのことなんだけど。
イイ声を持って生まれた人しか中心になれないのか・・・・・?そんなことはないはず。みんなそれぞれ個性のあるイイ声をもっているはずだ。それぞれが表現者になれるはず。その力を合わせることができればすばらしい。
要はそれがややこしい理論のおかげで、意識しすぎてみんな挫折してしまう。どうしたらいいのか?
まずは心構え。
はずかしがらずに
自己主張しすぎずに(仲間や観客を包み込むように)
素直で明るい声
正確な音で
空気に溶け込むように
自分をいたわるように、人をいたわるように歌ってみよう。
歌って、歌ってあげて心を癒そう。
発声法は科学とか解剖学とか難しい学問でもなく、どちらかと言えば心理学でしょうね。
ということになればこの書の題名自体、実は皮肉なんです。
いつ本来の本題に入るんだろう・・・
次回またさらに混乱させるかも。
気が付くと秋風に肌寒さを感じ、油断すると風邪をひいてしまいそうです。
仕事では、「秋の夜長は日本映画で・・・」と各新聞に記事にしてもらったおかげで、大学会館でやっている映画上映は予想以上の反響を呼び、毎週500人もの動員を稼いでいます。(毎週木曜日:無料です)
先日は成瀬巳喜男監督の「浮雲」を上映しました。余談ですが、その昔(といっても大学時代ですが)年末に高槻の映画館に駆けつけてこの映画を見ました。4人しかいなかった観客が場末の感覚を煽り、情感溢れるこのロードムービーは私の胸を締め付けることにもなりました。「浮雲」は私にとってもく大切な映画の一つとなっております。
そういえば京一会館でみたヴィスコンティや、有楽町をさ迷いながら見つけて入ったヴェンダ−スなど、映画の記憶はその場の暗闇の匂いや空気と共に胸に残るものです。もちろん音楽の中には、テープに刻まれる成果の断片以上に、その瞬間を生成する雰囲気やそこに至るまでのプロセスまでもが凝縮されて胸に残るものです。
さて、いよいよ「よどこん第12回演奏会」に向けて動き出します。(私にとっては10回目の「よどこん」の演奏会)客演いただく松下耕先生は、紹介しました通り人気作曲家であり、かつ今年のコンクール全国大会にも2団体を率いて出場されるなど現在最も多忙な指揮者の一人でもあります。東京でご活躍の先生にわざわざ大阪まできて指揮していただきたかった理由は何度も述べました。「よどこん」というより関西合唱界全体に影響を与えながら活動していくことが「よどこん」の志向していくべき方向性であると考えているからです。新しいメソッド、新しい曲目・・・もちろん音楽においては必ずしも「古い」「新しい」ということばかりが重要なファクターではない訳ですが、新しい合唱活動のバリエーションが手に取るように感じられる東京方面での動きに着目し、関西でも「よどこん」自らが発信者となって新しい動きを作り出していこうという気概でもあるわけです。「コンクール常勝団体だけが良い音楽をする」ということではなく、むしろ「よどこん」レベルの合唱団だからこそ、そういった方向性を意識し、より積極的になることが重要であると考えます。もちろんこのことは、「よどこん」の「情感ある音楽」の方向性を変更させるということを意味しているのではなく、よどこん独自の雰囲気や音楽の情感を保ちながらも現状に落ち着くのではなく、ちょっと背伸びをしながらいろんなところに好奇心を持って活動をしていきたい・・・、音楽(合唱)の楽しみ方のバリエーションを増やしながら積極的に活動していきたい、・・・という意味だとお考え下さい。いずれにしても、我々としてはぜひ万全の準備をしてのぞみたいものです。
今後3年間で3人の優秀な客演指揮者を招聘てみたいと思います。それも、関西圏以外からも招聘することによって多様な音楽のアプローチについて摂取をしたいと考えます。その時重要なのは「よどこん」自体が背筋をただし、前向きに音楽と対峙していくことだと思います。積極的に努力してみましょう。努力すれば、きっと予想以上に「より良いもの」が出来るはずだと確信しています。
ぜひ、「関西合唱界に新しい息吹を!」という気概を持ってこの3年間の活動にのぞんでください。
さて、いつものことですが、必要なことを書き上げます。本気で取り組んで下さい。
1. 一人一人が積極的に広報、PRし、経験ある若いメンバーを増やしましょう(アルト、ベースを中心に全パート)
2.各自のレベルの中で「練習」に対しても、「運営」に対してもう一歩踏み込んだ積極性を持ちましょう。
この二点につきます。
また私事ですが、この一年で私も今までになかった様々なことを経験することが出来ました。
「小猫物語」発想記号
※ 余りにも常識的なものは省略しています。
それでは、クリパの案内です。(手帳のご用意を。)
★ミニコンサート出演者募集
★手伝って下さい。教えて下さい。
★お問合せ・リクエストはレク委員(澁谷・音田)か、電子メールaa0e072@steel.kobelco.co.jp へどうぞ。
では、みんなで今年のテーマ?アットホームなひとときを過ごしましょう。
5月には大阪府合唱祭で高校生合同を指揮する機会を得ました。彼ら彼女らを取り巻く合唱練習のあり方には幾つかの考えが無いわけではありませんが、「積極的な態度」と「ひたむきな視線」は大いに印象に残るものでした。やがてこのメンバーと「よどこん」で再会を果たすことがあれば・・・というふうに考えています。また、9月には京都の大学生を対象にした合唱講習会で講師を務めました。各団体のレベルやモチベーションには大きな差がありますが、例えば、彼ら全体に絶対的なレベルを要求したり完全無欠のメソッドを押し付けるのではなく、それぞれの状況下で少しでも良くなる方法論、合唱への接し方があるのではないかと考えるようになりました。私にとっての様々な体験は最終的には「よどこん」の成長のために必ずフィードバックされると信じており、今後も様々なアンテナを張っておきたいと思っております。「よどこん」が関西合唱界の中でも、もっともっと「魅力溢れる」合唱団に成長出来ることを切望しています。
ぜひ、一人一人が気概を持って「よどこん」を運営し、「よどこん」の音楽を作っていきましょう。ハーモニー誌上での「よどこん演奏会評」は「よどこん」にとって何よりの励ましのエールだと考えましょう。
おべんきょう
頁
記号
言語
意味
6
ritmico
伊
律動的に、リズミカルに
8
calmato
伊
静かに
9
ben ( marcato )
伊
十分に(マルカートして)
13
risoluto
伊
決然と、果断な
quasi con accenro
伊
アクセントがあるかの様に
14
Emphasize each consonant
英
各々の子音を強調して
15
Don't pronounce !
英
発音するな!
16
en dehors
仏
目立って(「アン・ドゥオール」と読む)
19
stringendo
伊
テンポをしだいに速めて
20
misterioso
伊
神秘的に
27
brillante
伊
輝くように、華々しく
35
dolcissimo
伊
最も柔らかく
35
morendo
伊
徐々に弱く、消えて行くように
senza rit
伊
rit無しで
lunga
伊
長時間、長く
37
con espressione
伊
表情を持って
●恒例クリスマスパーティー大予告●
寒くなりました。鍋物つつきながら一献、ってのが恋しい季節ですね。あなたはどんな鍋物が好きですか。クリパの案内の前に、今年のレクリエーションについて振り返ってみたいと思います。反省その1。花見がやりたかったって声多いですね。沢山の人が集まるレクは少ないだけに、花見はやはり貴重、来年4月是非やりましょう。その2、西国にレク担当者がいるためか、神戸方向の企画が多くなりましたが、他2府3県の皆様、来年改善しますのでご容赦下さい。と言いつつまたルミナレク委員だけが何かやったのではございません、全てを記せませんが、例えば二次会の企画とか、飲み会とか、企画協力参加頂いた皆様、ありがとうございました。
で、特に最近入団された方も含め、改めて念押ししたいのは、レクは「誰が企画してもOK」という事です。少々やり方が分からなくても決してじゃけんにしません(良い表現でないですが、これ大切。)ので、あなたの行きたい遊び・演奏会・ライブ・飲み会・テニス大会・・・等をネタに、練習日程を見ながら、遠慮なく企画の手を挙げて頂きたいと思います。レクにも、恒例行事と、今までやってなかったことと、両方必要だと思います。
私もまた飲み会など声掛けますので、一緒によどこんライフの充実を図りましょう。他にも書き足りない事はありますが、この文章力では無理です。ダイレクトな会話を心がけたいと思います。よろしくお願いします。
日付 12月19日(日)17:30(予定)
昼は練習があります。
会場 桜ノ宮アートホール (桜ノ宮駅南10分)
会費 5,000。学生3,000。 ※団員歴のないご友人・家族等は招待としますので、お誘い下さい。
年に1回のフリースペース。にわか合唱団、カルテット、ソロ、楽器、その他何でも、歓迎。グランドピアノ、CD、カセット、カラーボール、可変照明、マイク2本など、あります。ご活用下さい。
・買物スタッフ 10万円持って一緒に買物しましょう。
・飲物リクエスト お薦めの一瓶を教えて下さい。
・BGMリクエスト お薦めのCDを貸して下さい。
・カメラマン募集 ※クリパに限りませんが、レクでは写真を撮る様にしています。去年の写真を練習時に持ってくるので、覗いて下さい。
・パーティー企画等本格的なスタッフも募集しています。
●鷲崎春の演奏会情報●
普段、仕事や勉強や家族サービスですごく忙しくても、他人には分らない大変な苦悩を抱えている時も、合唱大好き!って気持ちをだいじにしている人たちが存在していて、なんとか時間をやり繰りして集まって歌に取り組んでいるということは容易にはあり得ない貴重な状況です。その人たちの創る音楽は本当に生きた音楽です。いわゆる「神に近い技量」もまず心の底から精一杯歌うことから始まるんだろうな。わたしたちも頑張りましょう。
日程・曜日 団体名 会場
13・月 関西大学混声合唱団ひびき 吹田メイシアター
13・月 フロイデ合唱団 フェスティバルホール
15・水 大阪センチュリー合唱団 ザ・シンフォニーホール
16・日 ザ・キングス・シンガーズ ザ・シンフォニーホール
17・金 同志社大学グリークラブ
・・・伊東恵司さんが指揮されますいずみホール
18・土 慶應義塾ワグネル
ソサイエティー男声合唱団東京厚生年金会館大ホール
18・土 東京混声合唱団 東京カザルスホール
19・日 よどこんクリスマスパーティー 桜ノ宮アートホール
19・日 大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団 いずみホール
23・木 合唱団葡萄の樹 京都葵教会
23・木 大阪大学混声合唱団 伊丹市文化会館
24・金 第35回全同志社メサイア
演奏会京都コンサートホール
25・土 同志社混声合唱団こまくさ 文化パルク城陽
26・日 京響合唱団 ザ・シンフォニーホール
26・日 大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団 いずみホール
29・水 京都バッハ・アカデミー合唱団 ザ・シンフォニーホール
日程・曜日 団体名 会場
13・木 ブタペストオペレッタ劇場
合唱団「メリー・ウィドウ」フェスティバルホール
23・日 関西学院グリークラブ 東京オペラシティコンサートホール
30・日 関西学院グリークラブ フェスティバルホール
●編集後記●
11月号のつもりが、師走号になってしまい、お詫びします。
寄稿していただいたにも関わらず、発行が遅くなり、内容がそぐわなくなっている箇所もあります。重ねてお詫びいたします。