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VOL.21/September,1995

INDEX
  1. 概ね好評の第7回。10周年を乗り越えて〜次の「よどこん」は?!
    ●オピニオン●演奏会、あの人この人  Sop. 田中千依  Ten.村上哲夫  Sop.織田有紀子  アンサンブル・ヘーメルス 神垣忠幸  Alto 高崎香  よどこん埼玉支部? 北村 薫  Bass 長谷川宏志  Sop. 仲宗根あずさ  Alto 河淵清子
  2. ●今月のひと●それじゃあ、マァ おじゃマしまーす
    第4回はマエストロ宅。京都御池 伊東邸の巻
  3. ●寄稿●
    坂口和彦の合唱ハーモニー考 〜今よりもう一歩合唱が好きになるために〜

  4. Mr.BlueIsland Says...That is MANNERS!
    第6回■作曲の依頼について
  5. Liner Notes by Itoh Keishi
    第16回■指揮者・伊東恵司に迫る【前編】
  6. ●REPORT●わたしのコンサート評・Special
    ■北野高校コーラス部フェスティバル'95
  7. ●生命と炎のロマン●「古事記」の世界へのお誘い
    '96年正月公演『スサノオ』出演依頼
  8. ●レク委から●
    クリスマスパーティのお知らせ

  9. ●遠藤久顕の演奏会情報●
    9〜11月

  10. ●WITTY BREAK●遠藤久顕の位相幾何学概論
    第11回■ズィッヒャーマンの差分三角形
  11. ●木寺洋介のHow do you do?●
    8〜9月の入団者
  12. ●編集後記●

IMAGE ARCHIVES
  1. 第7回演奏会オフィシャルショット(GIF,128KB)
  2. ハンナを熱唱。太田裕子先生(ソプラノソロ)(GIF,64KB)
  3. 役得、両手に華。小貫岩夫先生(テノールソロ)(GIF,64KB)
  4. ナレーションにうっとり。芦田洋子さん(GIF,64KB)
  5. 聞いて、天使の響き。ソプラノのみなさん(GIF,96KB)
  6. よどこんの聖母。アルトのみなさん(GIF,80KB)
  7. 俺が一番。テノールのみなさん(GIF,64KB)
  8. 数で勝負だ。ベースのみなさん(GIF,64KB)
  9. 結構、評判。よどこんのニューハーフ4人組(GIF,48KB)

概ね好評の第7回。
10周年を乗り越えて〜次の「よどこん」は?!

●オピニオン●演奏会、あの人この人


●今月のひと●それじゃあ、マァ おじゃマしまーす

第4回はマエストロ宅。京都御池 伊東邸の巻

夏になるといつも遊びすぎてしまいます。今年も演奏会の打ち上げから始まって、淀川花火大会、ボーリング大会、バーベキュー、大文字ツアーと、遊びには事欠きません。もちろん、それぞれ二次会、三次会と続きがありますので(ご宿泊コースもあり)まったくもって充実しています。遊び足りない方、いつでも声をかけて下さい。あなたを魅惑のワンダーランドへお連れします。そういえば、まだ卓球とテニスと遊園地が待っているんだ!!
はい、じゃあ今回も行きますよ〜。おじゃマしま〜す!!

毎年8月16日夜、京都では山々に火文字が浮かび上がります。これが有名な“大文字”です。祇園祭とならんで、京都の夏の風物詩となっています。ここ2 年ほど、よどこんの一部の(いつもの?!)メンバーで恒例となっている“大文字”ツアーですが、今年も伊東さんと林さんの呼びかけで行われました。今回はそのツアーの添乗員としておじゃましてきました。
添乗員の仕事は、まずお客様を目的地にお連れすることです。梅田集合の6名と阪急で京都に向かいます。途中、大宮でもう1名合流して阪急烏丸で地下鉄に乗り換え、御池という駅で降ります。地上に出た途端、というより途中の階段ですでに相当蒸し暑い。この、ネトッと絡みつくような暑さ、相変わらずです。空の広さに若干の安らぎを感じつつ歩くこと約10分。ようやく恵司さんのお宅のあるマンションに到着しました。低い建物の多い京都では結構高い部類に入るでしょう。すぐにそれと分かります。インターフォンでエントランスのロックを開けていただいて、エレベーターで5階へ。ようやく到着しました。ああ、涼しい。まずは一段落。と思いきや、さすがは女性、すかさず伊東家の長男、凛(りん)君にご挨拶です。今から手付けを打っておくとは、なかなか遠大な計画ですね、みなさん。この間に男性陣は買い出しへ行きました。着いたばかりのKさんの車で近所のローソンへ。帰ってから乾杯してパーティーが始まりました。
恵司さんのおうちは、いわゆる2LDKです。玄関からまっすぐ入ればリビングルーム。その部屋の壁際にはピアノ、反対側の壁にテレビなどオーディオ機器があります。そしてその真ん中に立派なテーブルが陣取っています。しゃれたデザインでそのうえかなり頑丈なので、テーブルというよりは円卓というかんじです。その円卓の上に、この日はホットプレートが置いてありました。まわりには恵司さんが炒めたベーコン(ちょっと焦げてる)や枝豆など、つまみが置いてあります。そしてメインは驚くなかれ、なんと恵司さんが作った(という)お手製の“もち風もち”?! 餅米が入っていないので、まるでつぶしたまんじゅうのようです。これをホットプレートで焼いていただきました。とっても美味。特にかぼちゃ味(黄色い)がおいしかったです。飲み物はもちろん、ビール。で、これがまた見たことないようなビールなんですよ。それも2種類。ひょっとして恵司さんはビールに凝っているのでしょうか。近い将来、トドラーズの仲間入りですね。
ところで奥さんはといいますと、和室で凛くんの子守をされてました。とても4,200グラムのお子さんを産んだとは思えない、スリムですてきな方です。そこに、ひとしきり食べて満足した、主に女性陣が子守の手伝いをしにいきます。手伝ってるのか邪魔してるのかはわかりませんが。恵司さんも凛くんにミルクを飲ませてあげてました。さすがにちゃんとパパしてるんですね。おもわず写真を撮ってしまいました。
こうしてツアー御一行様は、時間がたっぷりあるのをいいことに(15時からおじゃましてましたから)怠惰な時間を過ごしたのでした。そして18時ごろ、夕方から途中参加の方々を加えて、この怠惰な一行は次なるベースキャンプ、団長宅へと向かったのでした…。さあ、これからが本番や!! でも今回はここで終わりです。このあとどうなったか、それは来年、一緒に大文字でも見ながら話すことにしましょう…。
恵司さんの子守姿をみて、ちょっと複雑な想いにとらわれました。それにしても恵司さんのパパぶり、見事です。新たな家族を迎えてますます充実する恵司さん。よどこんもそんな風になっていけたらいいですね。平和で生き生きした新しい家族を感じて、ちょっとだけ幸せを分けていただけたような気がしました。恵司さん、晴子さん、凛くん、ありがとうございました。


●寄稿●坂口和彦の合唱ハーモニー考
〜今よりもう一歩合唱が好きになるために〜

 「今、ハモってるな。」と歌いながら自分なりにわかることがありますか。「あれ、ハモってないぞ。」と感じたとき、自分はどうすればよいと思いますか。

 音楽ではいろいろな解釈とは別に普遍的に重要なことがあります。つまり、楽譜にかかれていること(音符、休符、記号、題名にいたる作曲者が書いた全て)の中には、解釈にゆだねられるべき部分と、解釈とはほとんど無関係な部分があるのです。前者は100%指揮者に任せられた部分で、後者は指揮者はもちろん、演奏者一人一人が全責任を持つべき部分です。たとえばハーモニーを創るということ、これは多分に後者にあてはまります。ハモらない、これをそのまま放っておくことは、音楽の普遍的に重要なことを無視することに他なりません。今から書くことは私が言ってるのではなく、合唱の専門家から教えてもらったことですから、迷わず素直に読んでください。
 私自身、習い、苦しんだことですが、ハーモニーを創っていくためには絶対無視できない4つの要素があります。1) 音程、2) 音量、3) 音質、4) 同時性(タイミング)がそれです。この4つはどれが欠けても聴き手が最も心地よい状態(精神的に納得できる状態)になることを妨げます。ドミソ(長調)の和音あるいはラドミ(短調)の和音にしぼって、これらを音楽の中でいかにハモらせるかを解説します。
 まず音程と音量についてです。前提として次のことを理解してください。長調ではドが第1音(根音)、ミが第3音、ソが第5音といいます。(短調では、ラ、ド、ミがそれぞれ第1、3、5音)ここで、ドーミーソの関係にある和音でド(根音)がハ(C)の音であればハ長調(C durあるいは単にCと書く)、ラードーミの関係でラ(根音)がハ(C)の音であればハ短調(C mollあるいはCm)となります。ハモらせたい箇所で自分のパートがどの音を歌っているか(何調の第1、3、5音のどれか)を見つけます。そして声を出すときに次のことを考えます。

 季節へのまなざしの男声合唱部分を例にとります。伸ばしている音でどんな和音が鳴っているか書き出してみます。まず、この箇所はメロディーはトップテノールが歌っています。したがって、ハーモニーはそれを基に創らねばなりません。上記原則にしたがえば、「かなたの」は変ホ長調(Bass-1, Bar-3, Top, Sec-5)(ベースが第1音、バリトンが第3音、トップテノール、セカンドテノールが第5音の意、以下同じ)ですから、ハーモニーを支える(根音)Bassは大きめに、第3音のBarはやや低めに、2パート合わさるTop, Secは音量控えめに、ということになります。「むこうに」は変ホ短調(Bass-1, Bar-3, Top, Sec-5)でBarだけが半音動きますが、短調の第3音になるのでやや高めをねらいます。したがってこの半音はせまくとらねばなりません。「むこうに」は変ロ長調(Bass-1, Bar-5, Sec-1, Top-3)で、根音のBassは大きめに、またSecも根音のオクターブなのでこの2つが正確であることがこの箇所の決め手になります。Topは第3音ですがメロディーなので低めにというわけにはいきませんので正確に。(メロディーはハーモニーに埋没させてはいけない)そしてこの箇所でいちばんむづかしいのがBarです。なぜなら今まで歌っていた音の半音下を歌えばよいのですが、それまでの音を前のハーモニーのためにやや高めに歌っている関係上、この半音は広くとらねばなりません。しかし広くとりすぎると第5音が結果として低くなってしまいます。第1音と第5音の間隔がせまくなっては決してハモりません。「じぶん」はヘ長調(Bass-1, Bar-1, Sec-3, Top-5)でBarとBassがオクターブですが、BarがBassより大きくならないように。Secはやや低め、Topは当然正確に、根音を2パートが歌っているので音量を弱く出す必要はありません。「じぶんのなかに」ニ短調(Bass-1, Bar-5, Sec-1, Top-3)から「じぶんのなかに」ニ短調(Bass-1, Bar-3, Sec-5, Top-1)に移るところは、Barが第5音から第3音へ移行するのでこの3度はせまくとってください。男声合唱ではこの例のようにBassが根音を歌うケースが圧倒的に多いため、Bassの音量はやや大きめの方がハーモニーが安定して聴こえます。
 いかがですか、決して難しくありません。ちょっとした気遣いでびっくりするような澄んだハーモニーができることを保証します。合唱だからこそ(人間が肉声という楽器を使っている)このような微調整がどの瞬間にでもできるのです。よくわからなくても心配する必要はありません。わかってそうな人に気をつけて歌うべき音とその歌い方を具体的に教えてもらいましょう。曲の中でたった一カ所でもかまいません。合唱はみんなで支え合って創っていくものです。
 ハーモニーの4つの要素のうち音質については、母音を統一することが最重要です。たとえば「ア」の形(日本語のアからドイツ語のaまでさまざまです)が違えば純粋にハモることはありません。指揮者、パートリーダーの指摘を忠実に守り、パートの声をいかにまとめるかです。良い声(合唱の上での話、ソロではない)を練習で築き上げているのか単なるのど自慢のあつまりなのかすぐに見破られるポイントです。また、同時性(タイミング)は、まず指揮どおりに確実に腹式呼吸でブレスできているかが基本です。あとは指示どおりの大きさ、ニュアンスをもって自発的に(これが大事です)合図にあわせて恐れず(もっと大事です)発声すれば、音楽の流れの中でタイミングが合うはずです。
 いい音楽を創っていこうとするとき、思い入れで声を出しているだけでは解決できないことを少なからず感じている人は多いと思います。実際、アマチュアの活動では思い入れ(精神面)に頼りすぎているところが多すぎます。何かを解決するためには、理解できる何か具体的な手段がなくてはなりません。たとえばハーモニーを創るためには、ここに紹介したような具体的方法(ほんのちょっとしたテクニック)を試してみる必要があります。声を出す上でそんなテクニックにちょっとでも目覚めたら、合唱がまた一歩好きになるはずです。

 声が大きく迫力があった、エネルギッシュでびっくりする演奏だった、などいろいろな演奏会を聴きに行って感じることがあるでしょう。でも、納得できる良い演奏だった、と自分が心酔した演奏会を何度経験しましたか。聴き手を納得させるためには、演奏者が納得していくことがまず必要であると私は確信しています。そしてアマチュアでもっと大事なのはその姿勢です。完全には納得できていなくてもそれをめざそうとする姿勢が、音楽という媒体(音楽は決して裏切りません)に助けられて何ともうまく表現できるのです。


Mr.BlueIsland Says...That is MANNERS!

第6回■作曲の依頼について

 筆者がこの21年間に受けた作曲の報酬は、無料から200万円までである。もっとも筆者の場合、詞も頼まれたり、演奏料も含まれていたり、こちらから言い出してけいこに行く交通費まで含まれていることもあるから、一般の作曲家とは違うかもしれないが。

まず、頼みかた
 ふたとおりの方法があるだろう。縁故関係をたどって話を持っていくのと、直接頼むのとである。いずれにしても、その作曲家の作品や気質を良く知っておくこと。そして、依頼したいのだが、初演はいつで、指揮者はだれで、何分くらいで、難易度はどうで、雰囲気はどういうものがいいと思っているかを告げること。しかしこのうち、長さ以降のことはきっと裏切られるだろう。話し合いの上で、作曲家が書きたいテーマや詩を持っている場合もあるだろう。その場合はどうしても、とは言わないが、作曲家の主張を通したほうが、良い作品が生まれる可能性は高い。テーマや詩を依頼側が設定してしまうと、それは単なる「頼まれ仕事」に堕ちてしまう恐れがあるからだ。ここでひとつ問題になるのは、詞も書きおろしでやりたいと提示される場合だ。

詩人を提示された場合は
作曲家と相性の良い詩人はたしかに存在する。そして、どうしてもその人の新しい詩で書きたいなら、作曲者が詩人にお金を払えばいいという考え方はあり、筆者もそのとおりだと思う。しかしそれでは作曲家は支出が多く仕事にならないわけで、だからこそ合唱団に話を持ちかけるのである。そのときは、総予算に合えば、ちゃんと両方にお金を払えばいいし、合わなければ、今回は残念ですが既存の詞で、と言えばいいのである。

作曲料について
 少なくとも、筆者が冒頭に示した範囲にはいるであろう。まず、芸術家にランクづけはありえないものの、やはり存在するのであって、キャリアや地位、今、売れているかどうかによっても変動する。また、無伴奏なのかオーケストラ伴奏なのかによっても値段は変わってくる。当然、長い期間を拘束するわけだから、演奏家よりも単価ははるかに高い。いずれにせよ、双方の言い値をはっきりさせるべきだ。

作曲中の交渉はどうしたらいいか
作曲中に、依頼主とのコンタクトをいやがる作曲家は数多い。これは創造に携わっている人間の習性である。できるだけそっとしておいたほうがいいが、少なくとも現在、ある程度名のある作曲家は決してその曲だけを書いているのではなく、同時に放送の仕事をしたり、大学で教えたりしているので、あまり気にせずに、時折り電話などをしたほうがいいだろう。ただ、これはその作曲家の気質と、その曲がスムーズに書けているかどうかによって違うので、いちがいには言えないが、一般的には、頼みっ放しはありえない(まだ書かなくていいと思われる)ということ、だれかその作曲家とうちとけやすい人間を連絡係につける(作家と編集者のようなもの)と、うまく行くということは、あるだろう。

取材の申し出への対応
 作曲に必要だからと言って、旅行をしたいのだが、と持ちかけられることもあるらしい。しかし、それは本来は作曲料の中に取材費として含まれるべきものだ。まして、自分が選んできた詞の場合はそうだし、何より作曲者の想像力が疑われる。これは断わってしかるべきだが、経済的に許せば許可してもいいだろう。もちろん、その地方の風物をうたった詞を、依頼主からあてがったのであれば別だし、合唱団の力量を知りたいから練習に行きたいというのも、もっともなことだ。

締切間際の作戦
 まず、何よりも作曲家の良心を信じること。チラシに載った以上、曲を落とすということは名折れなのだから。しかしここ十年ほどの間、かなりの数の「曲落ち」のうわさが聞かれている。これは、作曲家の考えが甘くなったこと、また一人の作曲家に依頼が集中することによる。この「甘え」というのは、ある団体(とくに指揮者)とその作曲家とが必要以上に仲良くなっている場合に起きる。いずれにせよ、演奏会に穴があくことだけは避けねばならないから、曲の仕上がりのリミットを決め、万一の場合の差しかえ曲を用意しておこう。曲を落とした作曲家は、本当はそれなりの制裁を下すべきだが、最近の合唱団は優しくて「一部初演」などと謡い、ある合唱団に到っては、曲ができ上がらないことを見越して、半年先に演奏会を予定してあるほどだ。作曲家冥利につきるが、その作曲家は、曲を落とすことの痛みを感じなくなるのではないかと心配になる。

初演後のケア
 めでたく新作を初演した。しかしそれで終わりではない。曲を委嘱したということは、その曲の今後を見守る役目があるのだ。つまり、何回も演奏したり、出版者やレコード会社に働きかけたり…そして、他の団体から演奏したいのだが、と問い合わせがあったなら、それはどんどん歌ってもらうべきなのである。委嘱料は、初演権を得るという意味でしかないのだ。自分たちが頼んで生まれた新曲を、世に送り出す親のつもりになってほしい。
 なお、筆者本人は、この五年は曲を落としていない。そんなに依頼もないけれど。

※季刊『ハーモニー』(全日本合唱連盟発行)
「ブルーアイランド氏の閻魔帳」より転載


Liner Notes by Itoh Keishi

第16回■指揮者・伊東恵司に迫る【前編】

(第7回演奏会、指揮者としていかがでした?)
まあ、何とか終わったと。 ただまぁその、演奏に行き着くまでの過程では技術委員会のなかでもいろんな反省が出てて…。まず一つには選曲の問題ですけれど、3ステージともピアノ伴奏で練習がやりにくかったということ。それから、なかなかパー練とアンサンブルの連携がうまくとれなかった、というのが皆さんにご迷惑をかけたと思っています。3ステージのことについては、最後のほうまで担当者が明確にならず、どういう演出をどういう風にするのかということが決まらなかったことが反省点です。

(各ステージについて、もう少し詳しく…)
1ステは難しかったですね。僕自身はすごく勉強になりました。たとえば8分の6のテンポの動かし方とか。楽譜を見てまた更に歌詞を読んで楽譜だけではないところからアプローチしたときに、たとえば僕はギリシャ神話に関心を持ってたんですが、キリスト教と共にギリシャ神話がヨーロッパの文化というか、文芸にすごく大きな影響を与えてる。その理解なくしては、ヨーロッパの文芸についての掘り下げが出来ないと、すごく感じました。あるいは楽譜をもう一回よく見た時に、音の重なりとか音程の変化とか音階の変化とか、そういうところに驚くべき発見があった。ブラームスがどういうシンプルな素材から音楽を作っているかが良く分かった。たとえば音型にしても分解して見るとすごい単純な音階が重なってるんやけど、いい曲っていうのはやっぱり単純なところから出来てるなっていう事がけっこう判るでしょう。そういう勉強になったことを掘り下げて練習できなかったのは残念やけれども。やっぱりブラームスは奥深い、音楽には豊かな世界、それだけ深遠な世界があるんやということが、ちょっとでも理解してもらえたらと思います。

(指揮者として勉強になった…、よどこんとしても勉強になったと言えるんでしょうか?)
そうあって欲しいと。あのブラームスのN穫ieっていうのは、今まで僕がよどこんでやった中では圧倒的に難しい曲で、それ以上というか、それに近いような難しい曲もやったことはないんで。すごく高い目標を今回掲げてみたということです。

(続いて2ステですが…)
2ステのことでいうと、たとえばリズムであるとか音程であるとか、そういうところは早く克服して日本語の歌なんで歌詞のニュアンスとか微妙な柔らかさとか硬さとか、そういったところを表現する演奏でありたかった。僕は個人的には3番目の“みのる”の曲は非常に気持ちよく振れたんで、ああいう表現が出来たらと思う。1番の“ひらく”についても非常にうまい事いったと思っています。ただ課題であった“のびる”と“ゆめみる”は、なかなかアンサンブルの技術的なところが克服できなかったんで表現のほうに入り切れなかった。あるいは、表現しようとしても技術的なところが追い着けなかったというところがあります。

(3ステは…)
お客さんの反応も良くってナレーションの絡みが上手いこといって結果としては良かった。ただまあ、訳詩やったんで歌詞がうまいこと乗らへんかったり、メロディーと歌詞がうまいこと染みこまへんかったり、という問題はあった。まあ、“ポーギーとベス”のときに比べて、合唱団として取り組むには技術的な課題は少なかった。ただそれだけに、自由自在に歌えるような状態に早くしたかったと思う。早く覚えてしまって自由自在に歌って欲しかったなと。最後まで楽譜にかじりつくような状態、ぎりぎりで暗譜完成っていうのではなく。だから指揮者が前でなに振っても合唱団はなかなか動かへんという状態が続いてしまった。

(最後に。「演奏会」として、どうでした?)
僕はまず、演奏会が成功するかしないかっていうのは、演奏がよかったということだけで計るもんではないと思う。ちゃんとお客を入れられたかとか、マネージを含めていろんなことがあると思うんやけれども、演奏会全体としては、僕のところには非常によかったよ、という声を沢山いただいています。演奏会としてね。技術的な水準はまた反省点としていろいろあるけれども。楽しい時間が持てたという意見を沢山聞いてます。それを大事にしつつ、技術的な問題点を明らかにして次回の課題にしていきたい。
よどこんの方向性として僕はまず楽しい時間を持てたって言われるのが一番うれしいことやと思う。ただ音楽的な意味での“楽しさ”“満足感”、高い次元のね、それをどこまで高めていけるかっていうのが当然課題やと思う。それはでも、一朝一夕にいけることではないと思ってますけど。

(ところで、伊東さんのグリーとの出逢いとは…)
うん、グリーに入ろうと思ったきっかけは、入学式で男声合唱を聞いたこと。ああ、男声合唱の響きって気持ちいいな、と思った。勧誘されたんやけれども、入ろうかなと思ってたところに声がかかった。で、最初は僕はすごい(レベルが)高いと思ってたから。本当にこんなとこでやっていけるんだろうかと思って入ってみたら楽譜読めへん人ばっかりで驚いた。むしろそういうところに面白さを感じた。フラットとシャープが分からへんような人ばっかりがいて、先輩を見てもそうやと。ということは実は、そういう人ら、全然今まで違うことしてた人らをも惹き付けるものがある。そういう要素が合唱にはあるんやな、という風に思ってますます合唱に魅力を感じていった。

(福永先生との出逢いは…)
僕にとってのカルチャーショックは、フェアウェルコンサート、一回生の。で、福永陽一郎が出てきてニグロをやった時に、その、福永陽一郎の振り下ろすリズム感、生命感にびっくりした。それがそもそも合唱にハマリ出したきっかけやったな。で、福永陽一郎体調悪かったんやけれども、その次の年から同志社グリーと関わりを持ってくれて、僕は二回生の年の定演の音取りは既に夏休みに終えてたぐらい、真剣に合唱に取り組んでいた。暗譜に近い状態になって、福永陽一郎の言うことは全部吸収しようと思って万全の態勢を整えた。
福永陽一郎のすごいところっていうのは、指揮者として技術的に卓越してるっていうこと以上に、どういう風に生きてきたかとか、どういう風に社会をみてるかとか、どういう風に音楽を捉えてるとか、どういう表現をしたいと思ってるとか、そういう部分やからな。僕らが惹き付けられたのは、福永陽一郎がどう生きてきてどうこれから生きようとしてるか、その生きざまそのものであった。この曲でどういう風に君たちは歌いたいのか、どういう風に私は歌って欲しいのか、そういうやりとりが練習やった。僕は福永陽一郎の指導を受けたときに初めて合唱は生きたもんやと思った。ただ単に外から聞いてきれいやとか美しいとかいうことだけじゃなくって、ひょっとしたら音楽っていうのは人の人生を変えるぐらいの力を持っている、人生に大きな影響を与えるようなことが可能なものやなあと感じた。それが、福永陽一郎の最初の印象やな。
で、福永陽一郎を見た瞬間に指揮をやりたいと思った。音楽を表現するときに考えんなあかんことが二つあるとしたら、そのうち一つはその時代様式とか作曲者についての知識。たとえばメサイアの時代はこういう時代でヘンデルはこういう作曲家で…という。 もう一つは、ところが…、という部分。シューベルトの曲はこういう曲なんやけれども、たとえば同志社グリークラブが歌うとこうなる、そういうものがありたいなと思った。もっと高い次元でいうと、ブラームスの曲をベルリンフィルはこう演奏するけどシカゴ響ならこうなるという…。あるいはカラヤンが振るとこうやけどフルトベングラーが振るとこうや…という。その指揮者にしか出来ない表現を追求するということ。僕はその両方に関心を持っている。特に後者の、僕やったらこうする、この合唱団はこういう風に表現させるっていうことに関心があって。福永陽一郎を見た時にそう思った。指揮者っていうのは個性がないと。だから、音を合わせるとかアンサンブルっていうのはそのために大事な要素やけど、要素にしか過ぎない。で、結局正しいものっていうのはないし、正しい音楽っていうのもない。あるのは個性だけやと思うな。いかに個性的であるか、個性的であるということに於いてはプロもアマもないと。ところが日本の指揮者で個性ということに於いて、この指揮者はこういう風に振った、この人の音楽はこういう音楽だ、っていうのを感じられる指揮者ってほとんどいない。そういう意味では福永陽一郎っていうのはそういう指揮者であった。

(福永陽一郎への傾倒がいまの指揮の原点…)
そう、初めて僕が指揮者になると決まって、副指揮者でデビューしたのが3回生の冬。で最初、福永陽一郎を迎えたら「振れ」ということで振らされた。
最初に言われたのはもう忘れもしない、指揮がムチャクチャうまいって言われた。君は僕より指揮がうまい、と言われた。その意外な言葉に驚いたけど、音楽の作り方うんぬんっていうのは、まったく別の話やな。すごく肩の力が抜けてて手の表情がいいと、それがまず最初にかけてもらった言葉であると。
で、フェアウェルが終わって。僕自身がすごく勉強になったのは、間違いなくヨーロッパの演奏旅行やな。一ヵ月くらい、ドイツ、スイス、ギリシャ、フランスで、計12回くらい演奏やった。各国で3回ずつくらいかな。最後のフランスではサンメリー教会というところで、フォーレの“レクイエム”。バックになんと、フランス国立管弦楽団。それが演奏旅行の締め。日本民謡を僕は12、3回振ったんやけれど。
おっきいホールもあればちっさなとこもあったり、いろんな演奏会を経験することができた。ホールによって、デッドなところはテンポ速めたりよく響くとこは響かせたり、っていう勉強も出来たし。それとフランス国立管弦楽団。まあ、一軍半みたいな選手しか来てへんかったと思うけれども、それでも一番きれいなアニュス・デイっていう曲の、出だしのバイオリンなんかがすごくって。リハーサルの時に「俺はこの曲すっごい好きなんだ」って言ってバイオリンが弾き始めると。そういうノリでオーケストラと合唱団が音楽を作り出していくっていう雰囲気。フランスの曲をフランスの教会で、しかも“レクイエム”を。しかも一流のオーケストラが一流の音を出してる。そこで自分はリハーサルをして音楽を作っていく過程を見ながら音楽の“美しさ”に感じ入って陶然としてしまった。僕がフォーレの“レクイエム”をもう一回やりたいと夢見てるのは、そのときのイメージがすごくある。僕が一番好きな曲でもあるし。そういう雰囲気でよどこんもやれたらなと、思いますね。まあ、なかなか難しいね(笑)。で、まあヨーロッパから帰ってきたあとに、指揮者として活動しだした。
前のプラザに書いたから詳しいことは省略するけれども、そのときの四連は東京文化会館で、福永陽一郎が一世一代の“月光とピエロ”をやった。僕は練習指揮者としては自分の全精力を傾けて“月光とピエロ”を練習した。福永陽一郎が最初の練習を見にきたときに実際に僕が振ったのを聞いて、明日が演奏会であってももう出来てると言ったぐらいに出来てた。ところがそれを福永陽一郎がやりだすと実際になんていうか、まあイメージで言うと標本が踊りだして動きだして、というイメージ。泣きだして歌いだして笑いだして、凄い衝撃を受けた。まあそのピエロの話は詳しくはプラザ(94年1月号)を見てください。
そのあと僕はけっこう調子に乗って、合唱団もすごいいい調子やったし僕自身もすごくいい練習が出来ていい演奏を続けたんやな。“月下の一群”をフェスティバルホールで振って、それもボイストレーナー大久保昭男が涙を流したっていう演奏やって。福永陽一郎からもこれ以上はないっていうぐらいに褒め言葉もらって。それである種、自信…過剰になったわけじゃないけれども、油断したっていうところがあった。もう今年は何でも来い、っていうような感じになって。
そうして後期の練習に入ったんやけれど、自分が振るステージが二つあってその両方とも福永陽一郎が来るまでに本番があったんや。そっちの方にかかりきりになってるあまり、福永陽一郎が振るステージ二つがちょっとおろそかになった。それで、福永陽一郎が最初の練習に来たときにすごい怒った。前半までの、あの、ピエロを仕上げたグリーはどこへいってる、と。福永陽一郎自身すごい体調悪かった。そのころ人工透析してた。
僕はすごいショックを受けて。まあでも、もう一回立て直そうっていうことで、とりあえず僕は、“岬の墓”とブロードウェイミュージカルの練習をもう一回やり直した。しっかりと楽譜を見たら、実際には福永陽一郎がいう通り“岬の墓”にはすっごい発見がいっぱいあって。構造はシンプルでブラームスの音型とバリエーションみたいやった。そうやって練習をやり直したら、次の福永陽一郎の練習のときには仕上がってしまって、お陰様で僕らの85回の演奏会っていうのは、歴史に残るといわれるような演奏会になった。
で、もう何不自由なく、もうやり残すことなく卒業しようと思った一週間前、フェアウェルコンサートの一週間前に福永陽一郎が亡くなって。2月の10日か。そのときはまあ、すごいショックやったな。そのフェアウェルコンサートは僕にとっては一生のうちで一番忘れることの出来ひんかった演奏会で、僕にとっても一番大事な演奏会やったな。記憶の中で一番大事にしてるステージ。山崎さんとたかちゃんが聞いてくれてたなあ。ちなみにね、そのときのフェアウェルコンサートで福永陽一郎がやることになってた曲は“メリーポピンズ”。これは一回も練習しなかったけれども。

(やっぱり、今でもグリーと福永先生の面影が…)
まあ、僕にとって福永陽一郎っていう存在は、かけがえのない存在だっていうこと。で、僕はあの人は、万年青年のようなさわやかな、なんか人生を指揮棒一つで駆け抜けていったような人やろうと。いらんもん全然持っていかへんかってん、名声であるとか地位であるとか。そういうことは一切もう、望まなかった、というか無視して、むしろあるいは、それに抵抗するかのように生きてきたその生きざまにすごく惹かれた。…僕も何が勉強になったって、別に指揮法を学んだわけでもないけど、その、一つ一つの腕の振り下ろしに、生きざまっていうのが滲み出てる。音楽ってそんな滲み出るもんなんや、溢れ出すもんなんや、っていうことがすごくよく分かったな、と。それから、評論家としてもその著作を僕は高く評価してる…。

(よどこんに来ることになった経緯について…)
よどこんに来たのは卒業した6月ぐらいかな。7月ぐらいかな。先輩の竹内和朋さんがそこで指揮をされてたんやけれども、もう一年で大分に帰ることが分かってたんで、あとを見てくれへんかということで話があった。でも僕はやっぱりそんだけの、充実しすぎたような充実した一年やって、しかも最後に極めつけが福永陽一郎の死というところで締めくくって。
そういうことを経験してしまうと、一般の合唱団に入って歌おかという気にならなかったのは事実やな。一般の合唱団は練習も全員集まらへんやろうし練習回数も少ないし、学生の時の様なテンションの高い練習も演奏も出来ないという、それは思ってたから。学生時代やることをもうやり尽くして、もう力尽きたような状態で4、5ヵ月いてたんかな。そこに竹内さんからの誘いがあって。で、仕事のほうも3、4ヵ月たって慣れてきて、同志社グリーの時の緊張感から解放されて、さあ次は何をしようという時に…。

(奥さんとの出逢いも…)
そう、ちょうどオーバーラップする。そのころ、奥さんになかなか振り向いてもらわれへんかった時期でもある(笑)。ほんでまあ、しゃあないし合唱でもいくかと。なんかぽっかりと空虚になってしまって。そんときに奥さんがすぐ付き合ってくれてたら、合唱にいかなかったかもしれない。
最初の練習にいったときは十数人やったと思う。僕とテツと一緒にいったんやけれども、僕らがいくことによってベースがやっと声が聞こえるような状態やった。ハモらん合唱団やなと思って、木寺君に練習場を教会にでも変えてハーモニーの練習でもしたら、と偉そうなことを言った記憶がある。でも何が面白いかって久しぶりに声出したら、非常に気持ち良かって。歌うことってやっぱり楽しいことやったんやって気がしたんやね。そのころはまあ、ほんまに一回の練習で十数人の参加。正直いうと僕も毎回参加してた訳ではない。その辺が聞きたいんやろうけど(笑)。

(デートですね。そんな時は武内さんが練習を?)
最初に目指したのが第3回の演奏会やったんで、僕は1ステ、日本民謡のステージをもらって、和朋さんが2ステを振って。それをうまいこと振り分けて練習をしてた。で、初めてよどこんの前に立ったときに、なかなか最初は自分の指揮に合唱団がなじまへんなっていう印象があって、すごい元気はあるけど硬直した合唱団、しなやかさに欠ける、という印象やったな。

(第3回で武内さんが去って、そして第4回…)
武内さんから受け継いだときに僕はどうしたらええんやろうと思って…団員も減り気味で。どういう風にしたらええかなと試行錯誤の時期があって。最初、愛唱曲集を僕がコピーしてそれを配って歌ってもらうというようなことから始めた…。

(聞き手■木場祐聡)
今回の企画はシャイな指揮者本人の要請により、インタビュー形式・前後2回のシリーズでお送り致します。次回はいよいよハナシの核心、よどこんの過去、現状そして未来への展望と意気込みについて熱く語っていただく予定です。
団員の皆さまで、この場を借りて指揮者に聞いてみたいこと・疑問点・希望や要望など…ございましたら、お気軽に編集部か、または木場くんまでお伝えください。ちなみに、次回インタビューの収録は10月を予定しています。 (編)


●REPORT●わたしのコンサート評・Special

■北野高校コーラス部フェスティバル'95
 於 豊中市立アクア文化ホール(8月20日)


●生命と炎のロマン●「古事記」の世界へのお誘い

'96年正月公演『スサノオ』出演依頼


●レク委から●クリスマスパーティのお知らせ

レク委■松岡かおり
演奏会が終わって一ヵ月余り、レクリエーション委員会では早くもクリスマスパーティーの企画を始めています。
12月23日(金)練習の後、淀川善隣館にて歌やゲーム、プレゼント交換などで楽しい時間を過ごしましょう。

ただいま係では出演者を募集しています。合唱をはじめカルテット、楽器演奏など、普段はみられない個人技を是非、この機会に披露して下さい。
プレゼント交換ではみんなが楽しめるようなアイデアの品物をコメントつきで交換します。今からそのアイデアを練っておいて下さいね。
また、みんなで歌いたい曲、ゲームなどのアイデア、パーティーを手伝ってくれる人も募集していま〜す。

まだまだ先のようですが、12月23日の予定は絶対にあけておいて下さいね。よどこんメンバーだけでなく、これから入団してくれそうな人。それ以外の人でも、わたしたちと一緒に楽しんでくれるお客様は大歓迎です!!。


●遠藤久顕の演奏会情報●

【バカボンパパの巻】コ〜ニャニャ〜チワ〜!秋の演奏会情報な〜のだ。思えばワシが初めて合唱をきいたのはママと一緒に行った「バカ田大学混声合唱団」の秋の演奏会だったのだ。芸術の秋に音楽をきくのはイイことだから、みんながドンドン演奏会に行くのは賛成の反対の賛成な〜のだ!
 
September●9月
日程・曜日団体名会場
10・日ジュエルコールいずみホール
八幡市混声合唱団アタウェイ八幡市文化大ホール
16・土合唱団ボイスフィールド神戸文化中ホール
17・日関西合唱コンクール/中高生の部池田アゼリアホール
19・火武庫川女子大+甲南女子大伊丹アイフォニックホール
24・日女声合唱団りんどう宝塚ベガホール
28・木堺シティオペラ&ケムニッツ歌劇場
モーツァルト『魔笛』(〜1日)
…小貫先生が出演されます
ザ・カレッジ・オペラハウス
October●10月
日程・曜日団体名会場
5・木ヘルシンキ大男声合唱団【来日】伊丹アイフォニックホール
7・土関西二期会『メリーウィドウ』(〜8日)尼崎アルカイックホール
8・日グリーンエコーエルシアター
14・土関西合唱コンクール/おかあさんの部池田アゼリアホール
京都バッハ合唱団「マタイ受難曲」ザ・シンフォニーホール
15・日関西合唱コンクール/一般の部池田アゼリアホール
大阪H・シュッツ合唱団
バッハ「ロ短調ミサ」
いずみホール
22・日関西合唱コンクール/大学・職場の部池田アゼリアホール
28・土女声合唱団 四季の会
…編Tが演出します
協栄生命ホール
November●11月
日程・曜日団体名会場
1・水モスクワ合唱団【来日】枚方市民会館
3・金関西六大学合唱連盟フェスティバルホール

●WITTY BREAK●遠藤久顕の位相幾何学概論

有名人しりとりをしたとき、「る」で回してやろうと思い「城みちる!」と言って回したら、すかさず「ルー大柴!!」と返してきました。「こやつできるな」と思いつつも「馬場のぼる」で息の根を止めてあげました。第11回は「ズィッヒャーマンの差分三角形」です。(「ルイルイの太川陽介」は反則ですよね…)。

※本コーナーはONLINE版ではお楽しみいただけません。


●木寺洋介のHow do you do?●

皆様にお願い…。転居の際は早急に木寺まで、必ず直接ご連絡下さいませ。「よどこんメンバーの誰かに伝えておけばいいや」と皆さんお考えのようですが、その伝えられた当人は「人事マネージャーに連絡が行ってない筈がない」と思うのか、誰もわざわざ私に知らせてくれません。団員名簿とOB名簿の管理担当者として大変困っておりますので、御協力お願いします(新田ぁ! お前のことや)。

入団■平成7年7月30日
Sop.音田佳美(オトダ・ヨシミ)さん

入団■平成7年8月19日
Sop.仲宗根あずさ(ナカソネ・アズサ)さん
Sop.栗田道代(クリタ・ミチヨ)さん
Ten.山岸裕正(ヤマギシ・ヒロマサ)さん

入団■平成7年8月27日
Alto.田中かおり(タナカ・カオリ)さん

※本コーナーはプライバシー保護のため、ONLINE版には若干の制限を加えています。


●編集後記●


本誌についてのご意見、ご感想をお待ちしています。また、合唱を取り巻く身の回りの愉快な出来事やエピソードなども、あわせてお知らせください。
編集部へのご連絡はE-mail:tani@ttdesign.co.jpにて。
YPO-VOL.21/Copyright(c)1995, T&T Design Lab.